ブリュノ・クレール
BRUNO CLAIR

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フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ マルサネ

ブリュノ・クレール / BRUNO CLAIR ワインボトル

今はなきクレール・ダユの情熱を引き継ぐドメーヌ


ドメーヌ・ブリュノ・クレールは、1979年にブリュノ・クレール氏が設立したドメーヌ。ドメーヌ発足当初はマルサネやフィサンに数区画、そしてサヴィニー・レ・ボーヌにラ・ドミノード、モレ・サン・ドニにアン・ラ・ルー・ド・ヴェルジを所有していました。このドメーヌを語る上で外してはならないのがドメーヌ・クレール・ダユ。1919年にブリュノ・クレール氏の祖父ジョセフ・クレール氏がマルサネに立ち上げたドメーヌです。 マルサネ以外にもジュヴレ・シャンベルタンを中心にコート・ドール各地に畑を所有。ジョセフ・クレール氏が造り出すワインは、品質が極めて高いことで知られていましたが、1980年代前半にブリュノ氏の実父であるベルナール・クレール氏との間で相続問題が起こり、素晴らしい畑の数々は細分化されてしまいました。 そうした状況の中、現在の当主のブリュノ・クレール氏は自らのドメーヌを立ち上げた後、相続問題で分裂してしまっていた数名の一族を説得することに成功。1989年に、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、カズティエ、クロ・サン・ジャック、ヴォーヌ・ロマネ、クロ・ド・フォント二ー、シャンボール・ミュジニーのそれぞれの畑を任せられ、現在の体系でドメーヌを運営するようになりました。 ブリュノ氏のブドウ栽培に対する情熱は並みではありません。当初は化学肥料を使ってブドウ栽培を行っていましたが、化学肥料に疑問をもち、すぐさまリュット・レゾネに切り替え。それ以来現在にいたるまで最小限の有機肥料をするにとどめています。 化学肥料に頼らないブリュノ氏のワインはパワフルで派手というより、エレガントでじんわりと優しい味わいが口いっぱいに広がるタイプ。祖父の代から受け継いだ畑には樹齢100年を超える古樹もあり、収穫量は自然と少なくなります。さらに収穫時には厳しい選果を行うため、収穫量は非常に限られているのです。数々の努力の甲斐あって現在では、ブルゴーニュを代表する一流生産者のクロード・デュガやメオ・カミュゼ、エマニエル・ルジェなどと同等の評価を得ています。

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