コンフュロン・コトティド
CONFURON COTETIDOT

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フランスブルゴーニュコート・ド・ニュイヴォーヌ・ロマネ

古樹ブドウのエネルギーを引き出す、醸造のスペシャリスト

コンフュロン・コトティドは、世界随一のテロワールを有したヴォーヌ・ロマネに拠を構えるドメーヌ。醸造のプロであるイヴ・コンフュロン氏は、所有する高樹齢の畑において収量制限や遅摘み、全房発酵など、こだわり抜いたワイン造りを行っています。生み出されるのは古樹ブドウのエネルギーに満ちた、凝縮感のある味わい。価格高騰が騒がれるブルゴーニュの中でも比較的手頃な価格でありながら、長期熟成能力を備えた高品質なキュヴェを仕立てています。

高樹齢の畑を所有する、醸造のスペシャリスト
成熟度の高いブドウ本来の旨みを活かした、こだわりのワイン造り
コンフュロン・コトティドの全ラインナップ

高樹齢の畑を所有する、醸造のスペシャリスト

コンフュロン・コトティドは秀逸なテロワールを誇るヴォーヌ・ロマネの中でも、「ブルゴーニュの女神」と称えられるルロワの近くに拠を構えるドメーヌ。5代目のジャッキー氏からブドウ畑を引き受けた、彼の息子ジャン・ピエール氏とイヴ氏の兄弟が手掛けています。弟のイヴ氏は1996年からポマールのド・クルセルの醸造責任者を務める他、シャンパーニュメゾンのコエッソンに熱望され、コトー・シャンプノワの醸造を監修するなど、その実力は折紙付きです。

イヴ・コンフュロン氏

コンフュロン・コトティドは現在11haの畑を所有。手掛けるアペラシオンはコート・ド・ニュイからコート・ド・ボーヌまで複数の村に及び、特級畑も4つ所有しています。樹齢は平均で60年を超え、クロ・ド・ヴージョは70年以上、ニュイ・サン・ジョルジュのプルミエ・クリュで80年、ジュヴレ・シャンベルタンのシャン・シュニでは100年近い古樹。深く張った根から土壌の成分を吸い上げたブドウによる、複雑味のあるワインが造られています。

彼らが仕立てるワインについて著名ワインジャーナリストの山本昭彦氏は「赤ワインは文句なく素晴らしい。全房発酵100%。低収量と遅摘みからくる凝縮感とみなぎるエネルギーがあり、失望させられたことがない。」と称賛。また、「市場でも、レストランでもなかなか見かけない。白ワインはさらに見ることがない。」とも明言しており、まさに知る人ぞ知る秀逸なドメーヌとして紹介されています。

成熟度の高いブドウ本来の旨みを活かした、こだわりのワイン造り

ドメーヌとして固定のスタイルは追求していないというコンフュロン・コトティド。ワイン造りにおいては、1970年代後半から1990年代初頭まで、醸造コンサルタントのギィ・アカ氏のアドバイスを受けました。ブドウ樹は1haあたり1万本以上の高密度の植樹を行い、徹底して収量を制限。ブルゴーニュの中でも遅くに摘み取りを行うことで、成熟度が高くテロワールをしっかりと反映したブドウを収穫しています。

収穫後はブドウ本来の味わいを損なわないよう、除梗も破砕もしない全房のまま、自然酵母を用いて発酵。低温マセラシオン(醸し)を行い、ブドウの皮から丁寧にアロマを抽出した後、クリアな果汁を取るため、還元を抑えながら圧搾します。熟成にはワインに樽香がつきすぎないよう、古樽または新樽率の低い樽を使用する一方で、22ヵ月間を超える長い熟成期間を設けることが特徴。熟成後は清澄、フィルタリングをせずに瓶詰めを行います。

このように細部までこだわりをもって造られるのは、深みのある色調と豊かなアロマを備えた、スケール感が大きく熟成能力に長けたワイン。生産者曰く、「流行りのワインに比べて、この方法は今日では少し時代遅れだと分かってる。重要なのは、よく熟した最高のブドウを仕立てること。」とのこと。コンフュロン・コトティドのワインには、ただシンプルに、しかし厳格にワイン造りと向き合う彼の思いが込められているのです。