ラ・クレマ
LA CREMA

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ラ・クレマ / LA CREMA ワインボトル

ソノマやオレゴンの冷涼気候を追求するワイナリー


カリフォルニアのブルゴーニュと評されるソノマ・コーストのワイナリー、ラ・クレマ。従来のパワフルなカリフォルニアワインのイメージを覆す洗練された味わいが魅力です。

目次

冷涼な気候を活かしたワイン造りを追及

ラ・クレマは、1979年ソノマ・コーストで創業した、ロシアン・リヴァー・ヴァレーに本拠地を置くワイナリー。1993年からはカリフォルニアを代表するビッグカンパニー、ジャクソン・ファミリー・ワインズの傘下でカリフォルニアやオレゴンの冷涼産地で「クール・クライメート」を活かしたワイン造りを追求しています。


「クール・クライメート」のワインは、従来のパワフルなカリフォルニアワインのイメージを覆す、洗練された味わい。冷涼な産地で生まれる、エレガントで爽やかな酸味が特徴のピノ・ノワールやシャルドネの評価が近年高まっています。

受け継がれる、冷涼産地のエレガントなワイン造りへの思い

ラ・クレマはワインメーカーのロッド・バーグランド氏により1979年に創業。創業時のワイナリー名はラテン語で「ラ・クレマ・ヴィネラ (La Crema Vinera)」。英語でBest of the Vine(最高のブドウ樹)を意味し、最高のブドウによるワインメイキングを目標に掲げています。

 

創業当時のカリフォルニアでは、ピノ・ノワールのワインを手掛けるワイナリーは少なく、さらに単一畑にフォーカスしている生産者はより希少な存在でした。単一畑のピノ・ノワールを手掛けていたラ・クレマに大きな可能性を見出したのが、ジャクソン・ファミリー・ワインズのオーナー、ジェス・ジャクソン氏とバーバラ・バンキー氏です。


「ピノ・ノワールは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロと同じくらい人気であるべきで、ラ・クレマならそれを叶えられるはず。」という思いの元、1993年にラ・クレマを購入、ジャクソン・ファミリー・ワインズの傘下に入りました。現在はジェス氏の娘たちを中心に、次世代にその思いが引き継がれ、長きにわたり家族経営で、カリフォルニアとオレゴンの冷涼気候から生み出されるエレガントなワインメイキングを追求しています。

現在醸造を統括するのはクレイグ・マカリスター氏。クレイグ氏はニュージーランドで醸造学を学び、オーストラリア、チリ、キプロスなどで経験を積んだあと、カリフォルニアへ。


2007年からラ・クレマに加わり、2017年その実力が認められヘッド・ワインメーカーに就任。クレイグ氏のクール・クライメートでのワインメイキングに対する情熱は人一倍強く、モントレーやソノマ、オレゴンなど冷涼産地のポートフォリオ拡大に貢献してきました。ワイナリー初の試みとなる、モントレーのピノ・グリやピノ・ノワールのロゼなど新たな商品のリリースにも挑戦しており、冷涼産地における「最高のブドウによるワインメイキング」を常に進化させ、高い評価を維持し続けています。

カリフォルニアのブルゴーニュと評されるテロワール

ソノマ・コーストは、クール・クライメートな地域として注目されている産地。西を海岸山脈、東をマヤカマス山脈に挟まれており、南のサン・パブロ湾から流れ込む冷たい空気の影響を受けた非常に冷涼な気候が特徴です。冷涼な気候からは、キスラー・ヴィンヤーズを筆頭にブルゴーニュワインにも引けを取らない繊細なワインが生み出され、「カリフォルニアのブルゴーニュ」と評されています。


ラ・クレマは、ソノマ・コーストが今日のように注目される以前から長きにわたり、ソノマ・コーストの冷涼なテロワールを最大限に表現したワイン造りを行ってきました。また、現在ではその知見をいかし、ピノ・ノワールの名産地として知られるオレゴンでもワイン造りをしています。

ラ・クレマが守り続けているのは、丁寧な収穫を行った上で品種やキュヴェ毎に醸造の方法、樽の種類や熟成期間の微妙な調整をするという繊細なワイン造り。ブドウが吸い上げたその土地のテロワールを、ワインに見事に映し出しています。


また、サステナブルファーミングに取り組み、自然のサイクルに任せたブドウ栽培を行うばかりでなく、生物多様性を保全し、太陽光エネルギーを積極的に採用。土地の個性を守るために、自然環境へ配慮した持続可能なワイナリーの運営を行っています。


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