ドメーヌ・オステルタグ DOMAINE OSTERTAG
お気に入り追加
お気に入り追加
フランス アルザス
アルザスのテロワールを最大限表現する自然派ドメーヌ
300年を超えるような歴史を持つ伝統的ワイナリーが多く見られるアルザス地方において、1966年に設立されたオステルタグ。比較的設立の新しいドメーヌだからこそ伝統に囚われることなく、ブルゴーニュ仕込みの繊細なワインメイキングを取り入れ、フランスの辛口評価誌「Les Meilleurs vins de France 2011版」にて最高評価の3つ星を獲得するなど、その実力を高く評価されています。
独自の技術を駆使したワイン造りを行うアルザスドメーヌ
オステルタグは、現当主アンドレ・オステルタグ氏の父によって1966年に設立されたドメーヌ。苗字のオステルタグは昔の言葉で「復活祭」を意味し、復活祭のシンボル的存在の羊が家紋、そしてドメーヌのロゴとなっています。ドメーヌの歴史が300年を超えるような伝統的ワイナリーが多く見られるアルザス地方において、比較的設立の新しいオステルタグは、「伝統のない分だけ、自分の好きなようにワインが造れる」と、革新的なドメーヌと言われています。
カーヴは、ストラスブールの南の村のエプフィグに位置し、ブドウ栽培面積は15ha。6つの村に点在する全部で120の区画から構成され、品種、土壌や立地条件の組み合わせを考えブドウを栽培しています。代表的な畑はグラン・クリュのミュンヒベルグ、東向きの斜面で個性的なワインを生み出すフロンホルツ、そしてリースリングを生産する真南向きのアイセンベルグです。
オステルタグはこの地でシルヴァーナ15%、ピノ・グリ20%、ピノ・ノワール5%、リースリング30%、ゲヴュルツトラミネール18%、ミュスカ2%、ピノ・ブラン10%を栽培。ブドウの樹齢は最高77年と非常に古く、地中深く入り込んだ根が土から養分を吸収し、ミネラル感豊かな果実を生み出すのです。
ブルゴーニュ仕込みの繊細なワインメイキング
現当主のアンドレ氏は数学者を目指して大学入学後、方向転換をしてボーヌのワイン学校に進学。同級生には、現在ムルソー最高峰ワイナリーと称されるドメーヌ・デ・コント・ラフォンの当主、ドミニク・ラフォン氏がいました。その縁もありアンドレ氏はドミニク氏の父、ルネ・ラフォン氏の元で3年間醸造を経験し、ブルゴーニュのワイン造りについて学びました。この経験がミネラル感豊かで繊細、テロワールを体現するワインを生み出す造りに繋がっています。
従来のアルザスワインは、発酵・熟成にステンレスタンクや長年使用された大樽を使用。発酵は低めの温度で行い、さらにマロラクティック発酵は行われません。しかしアンドレ氏は、ブドウ品種やテロワールによってピエス(228リットル入りの小樽)による発酵・熟成、マロラクティック発酵等の手法を用いるというブルゴーニュワインの醸造技術を活かし、アルザスワインに新風を吹き込みました。
また、コント・ラフォンの畑がビオディナミに切り替えてからみるみる健康になったのを目の当たりにし、自らも1998年より全区画で自然環境に配慮したビオディナミ農法を実施。化学薬剤を全く使わないビオディナミ農法には、自然の免疫力を備えた健康なブドウ樹が必要となるため、苗の穂木は質の良い古いブドウ樹を畑の中から選んで使用。肥料は、カモミールなどのハーブの出来るだけフレッシュなものを煎じて使用します。
この農法では生きた土壌がテロワールを表現すると考えられており、ブドウの栽培にとって理想的な土壌は15種類以上の様々な草が育つことと言われています。実際にオステルタグの畑には多数の植物が生育しています。徹底したビオディナミから生みだされるワインは、テロワールやヴィンテージの特徴が最大限に発揮されており、フランスの辛口評価誌「Les Meilleurs vins de France 2011版」にて、最高評価の3つ星を獲得するなど、高く評価されています。
豊かな酸とミネラル感が特徴のアルザスワイン
フランス北西部、ライン河を隔ててドイツ国境と接するアルザス地方。ヴォージュ山脈を西に、ブドウ畑は北から南にほぼ110kmにわたって広がっています。ヴォージュ山脈が西から流れてくる雲を塞ぎ止めるため、年間降雨量は500ミリ程度と少なく日照量が多いため、アルコール濃度が高く凝縮感のあるワインが造られます。
冬は寒く、夏は暑い上、晩秋に好天が続くため、ブドウはゆっくりと成熟し、遅い摘み取りになります。アルザス地方は五千万年前に山塊が陥落したことにより、さまざまな地層の亀裂が生じた多様な土壌(石灰岩、花崗岩、砂、砂岩など)でできています。
アルザスではフランスの他の地方とは異なり、ドイツワインと同じ背の高いフルート・タイプの瓶の使用が法律で義務づけられています。また、ブドウ品種名をラベルに表示することや、醸造法、使用するブドウ品種(リースリングやピノ・グリ…)などワインのスタイルもドイツと共通しています。ただし味わいは、ドイツ産に甘口のものが多いのに対し、アルザスワインはミネラル感が豊かで高い酸が特徴の上質な辛口ワインが多く造り出されます。
商品一覧
7 件
シルヴァネール・ヴィエイユ・ヴィーニュ
白
アロマティック&ピュア
現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌ。平均樹齢55年のブドウを使用。優しい果実味とフレッシュな酸味が魅力の1本。 詳細を見る
5.0
(2件)2020年
4,620 円
(税込)
シルヴァネール・レ・ヴィエイユ・ヴィーニュ【セレクション・タイユヴァン】
- 白ワイン
- ビオディナミ
飲み頃のタイミングでリリースされるこだわりのセレクション。現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌが手掛ける、品種の個性を存分にお愉しみいただける1本。 詳細を見る
5.0
(1件)2017年
4,950 円
(税込)
JS 93
ゲヴュルツトラミネール レ・ジャルダン
白
アロマティック&ピュア
- 甘口
- ビオディナミ
現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌ。ゲヴュルツトラミネールの特徴を表現した、繊細でバランスに優れた、心地良い甘口タイプの1本。 詳細を見る
3.0
(1件)2018年
5,060 円
(税込)
2014年
5,390 円
(税込)
WS 91
リースリング レ・ジャルダン
白
エレガント&ミネラリー
現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌ。リースリングの特徴を余すことなく表現した、果実のアロマと豊かなミネラルが広がる、繊細な仕上がりの1本。 詳細を見る
5.0
(1件)2021年
5,500 円
(税込)
リースリング・クロ・マティス【セレクション・タイユヴァン】
- 白ワイン
飲み頃のタイミングでリリースされるこだわりのセレクション。現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌ。石垣に囲まれた限られた区画から生まれる、長期熟成向きのリースリング。 詳細を見る
5.0
(1件)2017年
8,580 円
(税込)
JS 90
フロンホルツ・ピノ・ノワール【セレクション・タイユヴァン】
- 赤ワイン
飲み頃のタイミングでリリースされるこだわりのセレクション。現代アルザスワインの旗手と呼ばれる革新的ドメーヌが手掛ける、品種の個性を存分にお愉しみいただける1本。 詳細を見る
2017年
8,580 円
(税込)
JS 93