オクシデンタル OCCIDENTAL
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アメリカ カリフォルニア
「カリフォルニア・シャルドネのレジェンド」スティーヴ・キスラー氏による新プロジェクト
オクシデンタルは、「カリフォルニア・シャルドネのレジェンド」スティーヴ・キスラー氏が始めた新たなプロジェクトです。彼らが造るピノ・ノワールは、ブルゴーニュ愛好家を虜にしてしまう程の高貴な味わいとして、世界的評論家であるロバート・パーカー氏やアントニオ・ガローニ氏らが絶賛。上級キュヴェは、ブルゴーニュの特級畑にも比肩すると称されています。
目次
「カリフォルニア・シャルドネのレジェンド」が手掛けるピノ・ノワール
ワイン・スペクテーターのTop 100 Wines 2020の第6位に選ばれるなどワイン評論家からの信頼が厚いキスラー・ヴィンヤーズ。このキスラー・ヴィンヤーズを設立した1978年当時から約35年の時をかけ、創設者のスティーヴ・キスラー氏が取り組むプロジェクトこそ、オクシデンタルです。家族のプロジェクトとしての想い入れも強く、時間をかけながらキスラーとは異なる沿岸部の気候と畑の特徴を表現したワインを手掛けています。
カリフォルニア産ピノ・ノワールは温暖な気候の中で育つため、どうしてもアルコール感と熟したアロマが前面に出てしまうことから、バランスを考慮して樽の風味を強めに効かせたスタイルをとってきました。そのフレンドリーな味わいは「カリピノ」と称され多くのファンを有していますが、やはりブルゴーニュのピノ・ノワールのような高貴さや奥深さと同じ水準で評価されるには至りませんでした。
ブルゴーニュから持ち込み、改良を重ねて磨き上げた理想のブドウ
オクシデンタルは海岸に面したソノマ・コースト、ボデガ・ヘッドランズとリッジ・ヴィンヤーズという、キスラー氏が所有する畑の中でも冷涼な地域のブドウを用いて造られます。
1990年代初頭にブルゴーニュのあるグラン・クリュから持ち込まれたピノ・ノワールを、綿密なマサル・セレクション(畑の特徴を見極めて適した樹を組み合わせる手法)により植樹。さらに、オクシデンタルに適しているかを見極めるために、単一の母株として繁殖させ果実の重さ、果実同士の間隔、果皮の厚さ、房の形状、ヴィンテージに左右されない安定した収量や品質を徹底的に調べ上げていきました。
そして、その後数年に渡り最適と思われるブドウ樹を選び出し、少量ずつワインを製造。出来上がったワインの果実味、透明度、色合い、酸味、質感、ボリュームなどのチェックを行い、優良な株を増やしていくという地道な努力を繰り返しました。
この気の遠くなるほどの歳月と努力を積み重ねた結果、オクシデンタルの畑は改良に改良を重ねてブドウ樹を磨き上げた姿となりました。 また、こうした長年の積み重ねにより、畑ごとの明確な個性も備わったのです。
自社畑の個性を色濃く反映したピノ・ノワール
オクシデンタルでは、1haあたり約30hl以下に収量を絞り、果実を均一に成熟させるために生育期中そして収穫前に房を間引きしています。 収穫のタイミングは、ブドウの風味、pH値、総酸度に基づいて決定され、可能な限りフレッシュさと力強さを保つようにします。
収穫はすべての果実が最良のコンディションにある夜間にナイト・ハーヴェストを行い、約10~13℃に保ったままワイナリーへ搬送。その後慎重に除梗を行い、除梗後も粒のまま保たれたブドウの実を20人規模で丁寧に選果し、傷のない実のみがセレクトされます。
収穫したブドウの大部分は破砕せずにきれいな実のままに発酵槽へ投入します。優しく絞り出されたフリーラン果汁は天然酵母により発酵。穏やかに抽出を行うため、工程中は温度を低く保ち、ピジャージュの回数は最小限に抑えます。アルコール発酵終了後、ワインは新樽率30%前後でのフレンチオークを使用し、地下にある涼しいセラーで静置。例年春頃までゆっくりとマロラクティック発酵を行い、澱引きは極力行わずに熟成させ、無ろ過で瓶詰めを行います。
このように栽培から醸造まで手間を惜しまず緻密に造り込まれたワインは、畑の個性を色濃く反映。ブルゴーニュ産ピノ・ノワールを彷彿させると各評価誌で高い評価を受けています。
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