ユドロ・バイエ HUDELOT BAILLET
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フランス ブルゴーニュ
古樹を守り育てるシャンボール・ミュジニーの注目株
現当主、ドミニク・ル・グエン氏の手腕によって生み出すワインの品質を飛躍的に向上させ、近年有数の優良生産者へと成長を遂げているシャンボール・ミュジニーの造り手、ユドロ・バイエ。その人気の高まりから、シャンボールで今勢いにのる造り手として注目を浴びています。
飛躍的な進化を遂げ続けるシャンボールの造り手
ユドロ・バイエはシャンボール・ミュジニーに本拠地を構える造り手です。1981年の設立以来、ドメーヌではほとんどのブドウをネゴシアンに売却していましたが、1988年にドミニク・ル・グエン氏が娘婿としてドメーヌに参画したことをきっかけに、本格的に自社で瓶詰めを開始。ドミニク氏は醸造学校を修了後、義父のベルナール・ユドロ氏から栽培と醸造の理論と実際を学び、2004年に独り立ちしました。
以降ドミニク氏が生み出すワインは、毎年のヴィンテージの特徴差を上回るペースで品質を向上させ続けており、近年シャンボールでも有数の優良生産者へと成長。ワイン・アドヴォケイトにおいては、最新2017年ヴィンテージについて「ユドロ・バイエは高い品質のレベルに到達している」と言わしめるほどの高い評価を得ています。
そして、彼らのワインは本国フランスのプロからも支持され、パリやブルゴーニュの多くのレストランの他、南仏、ニースのある日本人シェフ、松嶋啓介氏の店「ケイズ・パッション」でも採用されるなど、アツい注目を集めているのです。
さらに、人気の高まりから生産量を増やすために近年セラーを拡張。現在では次男のタンギー氏もワイン造りに加わるようになり、徐々にドミニク氏の卓越した手腕とセンスを次代に引き継ぐべく、代替わりの準備も進めています。
豊かな果実味、美しい骨格を備えたエレガンスなスタイル
ユドロ・バイエが生産するのは、シャンボール・ミュジニーからヴォーヌ・ロマネまで。10年以上リュット・レゾネ栽培を実践し続けている古樹ばかりの畑に、ドミニク氏自身のセンスと強い意志、高まってきた技術が一体となり、特に2004年頃から目を見張るクオリティに到達しています。
現在シャンボール・ミュジニーでは生産者全体で農薬の使用を無くす動きがあり、ユドロ・バイエも1990年以降は除草剤を、1995年以降は殺虫剤を使用しない、極めて厳格なリュット・レゾネで栽培を行っています。また湿気からベト病などを防ぐため、適切な時期に剪定を行い光合成や風通しの良い環境を整備。収穫は全て手摘みで行われています。
ワイン造りにおいては、種子などに含まれるタンニンなどは、ドミニク氏が求めるシャンボールには必要ない、との考えから、赤ワインに使用するブドウは100%除梗。そして天然酵母のみで発酵します。その後、赤は12~16ヵ月間、白は10~12ヵ月間樽熟成を実施。樽は、果実味、骨格、まろやかさなどを表現するために、3種類の樽をキュヴェごとに使い分けているのが特徴です。赤は無清澄、無濾過で瓶詰めが行われてリリースされます。
こうして生み出されるワインは、豊かな果実味、美しい骨格を備えたエレガントなスタイル。古樹のブドウが織りなす深遠なる味わいは見事です。
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