皆さんは、店員さんの見事なセールに購入を決めたものの、持て余してしまったものはありますか？ 私は美容部員さんに「川島さんにブルベもイエベも関係ありません！」と煽てられるまま購入したオレンジ強めな口紅です。こんにちは、やはり自分はブルベな気がする船橋東武店の川島です。

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、ジャン・グリヴォ 2019年最新ヴィンテージのご紹介です。

当店はブルゴーニュ好きのお客様が多くいらっしゃいますので、ご予約はお早めにどうぞ！！

ヴォーヌ・ロマネのエレガンスを体現する名門ドメーヌ。ドメーヌ創業当時より所有する一級畑の古樹ブドウが生み出す、肉感的なスタイルをどうぞお楽しみ下さい。

□Tasting Item

　2019年　ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ オー・ブド

　／ ジャン・グリヴォ（フランス　ブルゴーニュ　コート・ド・ニュイ　ニュイ・サン・ジョルジュ）

　　［ 赤 ／ ピノ・ノワール(100%) ／ ボトル販売価格 税込30,800円 ］

□参加費　60ml　税込3,300円

□定員　11名

高い熟成能力＆親しみやすいスタイルとなった2019年ヴィンテージ

2019年のブルゴーニュは、4月の霜害と初夏の暑さによる水不足で収穫量が大きく減少。ブドウの生命力と栽培家の力量が試された年となりました。

しかし夏から秋に移る頃には冷涼な日々が続き、穏やかな収穫期を迎えたことで、上質な酸を備えたフレッシュなブドウの収穫に成功。

2018年のワインが緻密なボディや凝縮感のあるスタイルであるのに対して、2019年のワインはピュアな酸が魅力の味わいに仕上がっています。

創業当時より所有する看板畑

一級畑オー・ブドは、ヴォーヌ・ロマネに面したニュイ・サン・ジョルジュ北端に位置する畑。

グリヴォ家が創業当時より所有する看板畑の一つで、小石の多い砂利質の土壌が特徴の畑で、平均樹齢60年以上の古樹が育てられています。

造られるワインは、地続きのヴォーヌ・ロマネを彷彿とさせる、豊かながらも気品のある果実味とミネラル感溢れるスタイルです。

「幸せな気持ちになるワインを造りたい」

言わずと知れたヴォーヌ・ロマネ村の名門ドメーヌ、ジャン・グリヴォ。主にヴォーヌ・ロマネ村と、ニュイ・サン・ジョルジュ村に畑を所有し、そのうち半分以上はグラン・クリュ（特級畑）やプルミエ・クリュ（一級畑）という最良のテロワールを誇ります。現当主である5代目、エティエンヌ・グリヴォ氏の想いはただ一つ。「幸せな気持ちになるワインを造りたい」ということ。

1980年代は熟成能力の高い、凝縮感溢れるスタイルを貫いていましたが、1990年代以降、テロワールを最大限に表現するスタイルへシフト。畑ではリュット・レゾネ方式（減農薬栽培）を採用し、醸造でも、低温マセラシオン期間を短めに、SO2の使用を最小限に抑えるなど、極力人の手を加えない、ブドウ本来の力に任せたワイン造りを行っています。