こんにちは、最近あたたかくなってきたのか、あまり猫が布団に入らなくなってしまったのが寂しくてたまらない船橋東武店の川島です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、ボルドー×カリフォルニア。

同生産者が、それぞれの産地の特徴と魅力を最大限に引き出した２種比較テイスティングのご案内です。

ペトリュスをはじめとしたボルドー右岸最上のワインの数々を育てあげ、カリフォルニアの地でもドミナスで成功を収めた世界屈指のワインメーカー、クリスチャン・ムエックス氏が手掛ける新世界×旧世界セット！

□Tasting Item

①2019年　シャトー・オザンナ

　／ シャトー・オザンナ（フランス　ボルドー　ポムロル）

［ 赤 ／ メルロ、カベルネ・フラン ／ ボトル販売価格 税込20,900円 ］

②2017年　ユリシーズ

　／ ユリシーズ・ヴィンヤード（アメリカ　カリフォルニア）

［ 赤 ／カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド／ ボトル販売価格 税込27,500円 ］

□参加費　各50ml　税込4,180円

□定員　13名

ペトリュスの名声を築いたクリスチャン・ムエックス氏

クリスチャン・ムエックス氏は、ボルドー右岸地区においてペトリュス、トロタノワ、オザンナ、ラ・フルール・ペトリュスなど、数々のシャトーの名声を築いた伝説的存在のひとり。そんなムエックス氏が、錚々たる有名シャトーがひしめくボルドーの次に目を付けた地域は、カリフォルニアのナパ・ヴァレー。

1980年代にブドウ栽培から瓶詰めまでを一貫して行うドメーヌ方式のワイナリーをナパ・ヴァレーに開いて手掛けたドミナスは、ワイン・アドヴォケイトにて2015年・2016年ヴィンテージと2年連続で100点を獲得する快挙を成し遂げました。

小さな畑から生み出されるシルキーなタンニン

畑はポムロルの中央台地の中心部に所有していますが、その大きさはわずか4.5haほど。しかし、東はペトリュス、西はシャトー・ラフルール・ペトリュス、南にはヴュー・シャトー・セルタンに囲まれた素晴らしいテロワールを持つ畑です。

土壌は「crasse de fer」と呼ばれる鉄分を多く含んだ地層の上に赤砂利と粘土の層が重なった地層。この土壌がワインにエレガンス、力強さ、複雑さを与えます。

黒系果実の香りに、フローラルなニュアンス。シルキーなタンニン、豊潤な果実味や適度な酸味が感じられるリッチなテイストで、余韻には黒系果実の味わいとタンニンが心地よく残ります。

ギリシャ神話の英雄オデュッセウスが由来のワイン

こちらはドミナスの成功に満足することなく、常に最上のテロワールを追い求めるムエックス氏が、2012年ヴィンテージよりリリースしたプレミアム・ナパワイン。

ドミナスとよく似た砂利質の上に濃いローム層とシルト層が堆積した沖積土壌で構成された畑ながら、ユリシーズの畑の方が表面の土が柔らかく水はけが良いことが特徴。

熟した果実の芳醇なアロマが魅力で、まろやかな口当たりと上品な味わいをお愉しみいただけます。