こんにちは、雨が降っていると断固として散歩へ出ようとしない犬を飼っている船橋東武店の川島です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、もしかするとスタッフが一番飲みたかったかもしれない、昨年秋からエノテカとのお付き合いが始まった生産者の2種テイスティングです。

南オーストラリア州のマクラーレン・ヴェールに位置し、テロワールにこだわったワインを造るワイナリー、ヤンガラ・エステート・ヴィンヤード。

彼らのフラッグシップ・シリーズ「アイコン・コレクション」より、シラーズ、グルナッシュの2種をご用意いたしました。

□開催日　2023年7月15日(土)、16日(日)

□参加費　各50ml　3,520円(税込)

□定員　13名

□Tasting Item

①2017　アイアンハート・シラーズ

／ヤンガラ・エステート・ヴィンヤード (オーストラリア)

［ 赤　フルボディ ／ シラーズ ／ ボトル販売価格 17,600円(税込) ］

②2019　ハイ・サンズ・グルナッシュ

／ヤンガラ・エステート・ヴィンヤード (オーストラリア)

［ 赤　フルボディ ／ グルナッシュ ／ ボトル販売価格 22,000円(税込) ］

■ジャクソン・ファミリーが南オーストラリアで手掛けるワイナリー

カルフォルニアのジャクソン・ファミリー・ワイナリーの創立者であるジェス・ジャクソン氏とその妻バーバラ氏が、シラーズとグルナッシュのポテンシャルを活かせるテロワールを求め、畑を探していたところにたどり着いたのが、この地の古樹のグルナッシュの畑でした。

ワイナリーの名前である「ヤンガラ」は、オーストラリア原住民アボリジニの言葉で「大地より」という意味があります。その名の通り、土壌に活力を与え回復を図るべく、2008年からビオディナミを実施。所有する土地の約40%を植物や動物のための自然環境保護に使用するなど、自然との共存を徹底しています。

■土壌の特徴を最も表すフラッグシップ・シリーズ　「アイコン・コレクション」

今回ご提供する2種のワインは、ヤンガラ・エステート・ヴィンヤードが掲げる「テロワールを最大限に表現したワイン」の真骨頂。

それぞれの品種の良さと、それを引き出す自然の恵みを感じていただければと思います。

■凝縮感のある力強い果実味としなやかなタンニンを備えた“アイアンハート・シラーズ”

こちらに使用されるブドウは、鉄鉱石交じりの砂利質土壌の18haの区画で育てられるシラーズです。

 醸造では、25％を全房発酵、残りの75%は除梗を実施。その後オープン・ファーメンターで低温マセラシオン。熟成では新樽率35%のフレンチオークで、シュール・リーを行いながら15ヵ月間熟成させます。

しっかりとした黒系果実の濃密なアロマ、プラムを思わせる力強さと凝縮感のある果実味、密度のあるタンニンと上品な酸味の後味をどうぞお楽しみください。

■樹齢70年の古樹ブドウを使用した、パワーとフィネスの両方を備えた逸品“ハイ・サンズ・グルナッシュ”

こちらに使用するブドウは、17haの乾燥農業にて栽培される樹齢70年の古樹です。 

醸造では、50%を全房発酵、残りの50%を除梗した後に、自然酵母のみを使用して低温でマセラシオンさせます。古樽のフレンチオークにて、シュール・リーを行いながら11ヵ月間熟成させます。

フローラルなアロマに、パワフルでジューシーな果実感、力強いながらも口当たりが良いタンニンに、凛としたバランスの良い酸味が魅力の赤ワインです。