店舗情報
ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
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過去のブログ
このショップのスタッフレビュー
川島
こんにちは、残像しか撮れない犬を飼っている船橋東武店の川島です!
散歩コースにある学校の学生さん達にちやほやされながらでないとまともに散歩してくれない我が家の愛犬ですが、新学期が始まったおかげでここ数日はスムーズに散歩をこなせております。部活動も休止している年末年始の散歩は…大変でした…。
さて、スタッフブログ第2話のテーマは、「自分が探しているワインの味って、どうやって伝えれば良いの?」です。
きっかけはワイン診断後、お客様からのこんなお話でした。
(こちらのエピソードは、お客様との実際の会話を元に、お客様個人が特定されないよう脚色を加えて書かせていただきます)
ワイン診断結果が出たあと、なにやら納得の様子でお連れ様と笑い合うお客様。お声かけすると、少し寂しそうなお顔で、こうおっしゃられました。
「ここじゃないワイン屋さんで、“フルボディのピノ・ノワールが飲みたい”と言ったら、そんなワインはないと笑われてしまったの」
…………なんだそれ!?
私は怒りのあまり、一瞬言葉を失いました。
あくまで私個人の意見ではありますが、身近なコンビニやスーパーでも色々なお酒が買えるこのご時世、ご自身が満足できるワインを探しに、販売員の知恵を求めようとわざわざお店へ足を運んでくださったお客様に対して、そんなバカにしたような態度をとる人間には、ワインに関する仕事に就いて欲しくはありません。
憤慨する私に、お客様はお連れ様と笑い合いながら、「だからこのお店でワイン診断のチラシをもらって、これだ!と思ってすぐに予約したの」と続けられました。
そんなショックなご体験にもめげず、当店のワイン診断をご利用くださったお客様には、「ワインを嫌いにならずにいてくださってありがとう」という感謝の気持ちと、同じワイン販売員として先述の発言に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。
「フルボディのピノ・ノワールが飲みたい」
この表現の、一体何がおかしいのでしょう?
ピノ・ノワールという黒ブドウ品種はミディアムボディの軽やかな味わいが一般的であり、ピノ・ノワール100%でフルボディの赤ワインというのは、確かにお目にかかったことがありません。
しかし、お客様はワインの同業者でもなんでもない、“日常の範囲内でワインを楽しむ方”であって、ワインの専門的な用語や表現をご存知の方はそう多くありません。
お客様はご自身がこれまでに出会われたワインの経験と感想を元に、お持ちの限られた味の表現の手札の中から、よりご自身の好みに近いワインを伝えようと考え、選んでくださった答えが、たまたま「フルボディのピノ・ノワール」だった、というだけ。
「フルボディのピノ・ノワール」は確かに存在しないかもしれませんが、だからと言って、「ありません」の一言でお話を終わらせてしまうなんて、なんて勿体ない!
まずは過去にピノ・ノワールのワインを飲まれたことがあるのか、その産地はどこだったか、その時はどんなお料理と合わせたのか、フルボディという言葉が出たということはもっと渋みが欲しいのか、酸味はどの程度大丈夫なのか、今回はどんな機会に飲まれるのか……お客様からお聞きしたいお話はたくさんあります。
たとえば、前回飲まれたピノ・ノワールがブルゴーニュ産であれば、濃い果実感が楽しめるニューワールドのピノ・ノワールを。チリ産であれば、いっそブドウ品種ごと変えて、サンジョヴェーゼや、テンプラニーリョをご紹介することもあるかもしれません。
お話の中からいかにお客様のお好みを察知し、どうベストなワインをご案内できるかが、“販売員の一番の腕の見せ所”なのではないのかと、私は考えております。
ワインの知識なんて二の次!
船橋東武店(ひいてはどこのエノテカでも)では、お客様の率直な表現をお待ちしております。
渋みのないカベルネ・ソーヴィニヨンが飲みたい
甘くない蜂蜜みたいな白ワインが好き
埃っぽい赤ワインは苦手…
アルコール臭い白ワインがトラウマで…
などなど、ワインの枠にこだわらない表現で大丈夫。
(的を得たわかりやすい表現は、その後参考にいただくこともございます)
皆さんのお好み、ぜひじっくり教えてくださいね。
ということで、船橋東武店メンバーにも、「“フルボディのピノ・ノワールが飲みたい”と言われたら、どんなワインを紹介する?」と聞いてみました。
意外にも、ピノ・ノワールという品種にこだわらず、「程よい酸味と渋み」だけを求めたワインを挙げたのは、私だけという結果に。
確かに、産地や生産者、ヴィンテージによっては、ピノ・ノワールでも飲みごたえを感じられますからね…とても興味深く、スタッフ同士、お互い納得のラインナップが並びました。
「濃いめのピノ・ノワールが飲みたい」と思われた時のご参考にどうぞ!
価格上欄にあるそれぞれのご紹介理由も、どうぞ合わせてご覧くださいませ。
スタッフ“遠藤”のオススメ
2019年
3,960 円
(税抜価格3,600円)
遠藤「一般的なピノ・ノワールと比べて果実感が濃く、余韻も長いオリヴィエ・ルフレーヴをご紹介します。ヴィンテージに左右されることなく、安定した品質に信頼のある造り手さんです」
スタッフ“遠藤”のオススメ
2019年
3,960 円
(税抜価格3,600円)
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スタッフ“ゴン”のオススメ
2022年
3,630 円
(税抜価格3,300円)
ゴン「しっかりとした果実味と滑らかな口当たり、ピノ・ノワールの中ではややボリューム感が楽しめるので、こちらをおすすめしたいです」
スタッフ“ゴン”のオススメ
2022年
3,630 円
(税抜価格3,300円)
ゴン「しっかりとした果実味と滑らかな口当たり、ピノ・ノワールの中ではややボリューム感が楽しめるので、こちらをおすすめしたいです」
冒頭で話題に挙がった「ワイン診断」とは、エノテカアプリとBARの連動企画。
目の前に銘柄のわからない6種類(各30ml)の赤ワイン、または白ワインがズラッと並び、アプリに表示された番号のワインを飲み、好きな番号をタップしていくことで、ご自身のお好きなワインがわかっちゃうテイスティングイベントです。
これからワインを色々飲んでみたい!という初心者の方から、アプリはあえて使わずにブラインドテイスティングを楽しむ猛者や、シンプルに一度に6種類のワインを飲んでみたい方まで、これまで様々な方にご利用いただいて参りました。
船橋東武店では、毎月第一土曜・日曜日に、ワイン診断を開催中!
次回は、2月4日(土)、5日(日)に、赤ワイン診断を実施予定。
皆様のご参加、お待ちしております!!
※事前のWeb予約をおすすめしております
※診断には、1人1アプリ必要が必要ですので、ご参加前に事前のエノテカアプリインストールをお願いいたします
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。