こんにちは！

成城学園前店の青木です。

本日は、11月前半のスペシャルテイスティングメニューをご案内させていただきます。

プレミアムワインをグラスで楽しめるこの機会を、ぜひお見逃しなく！

■.11月1日(金)～10日(日)

『メドック1級シャトーセカンドラベル最新2021年　4生産者テイスティング！』

1855年のパリ万国博覧会開催に際し、ナポレオン3世の要請を受けて制定されたフランス・ボルドーのメドック地区の格付け。

世界的にも有名なこの格付けは170年近く経つ現在でもワイン市場に大きな影響力を持ち、ワインラヴァーにとって大きな指標となっています。

格付けには61のシャトーが選ばれており、中でも1級に君臨するシャトー・ムートン・ロスチャイルド、シャトー、ラフィット・ロスチャイルド、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオンの5シャトーは、一度は飲んでみたい憧れのワインとしてその名を轟かせています。

今回、その偉大なシャトーが造るセカンドラベルの最新ヴィンテージから、4種のテイスティングをご用意いたしました！

（シャトー・ラトゥールのセカンドラベルは、シャトーの意向でリリースが遅いため、今回は4シャトーでのご用意となります）

ファーストラベルに勝るとも劣らない品質を堪能していただけるまたとない機会です。

ぜひお試しください！

▼.Tasting Item

2021年　ル・プティ・ムートン・ロスチャイルド / シャトー・ムートン・ロスチャイルド

　シャトー・ムートン・ロスチャイルドの優れたテロワールから生まれるル・プティ・ムートン・ロスチャイルド 。

　シャトーの若樹のブドウを厳選し、収穫から醸造、そして瓶詰作業までファーストラベル同様に丹精込めて造られる逸品です。ファーストラベルは、長期の熟成を必要とし、飲み頃を慎重に見極めなければならない難しいなかで、こちらのセカンドラベルはファーストラベルより早くから愉しめ、より親しみやすいスタイルに仕上がっています。

　ダークベリーやダークチェリーなどの果実のアロマと、ミントのような華やかかつ複雑な香り、スムースな酸とリッチな果実味をお楽しみいただけます。

2021年　カリュアド・ド・ラフィット / シャトー・ラフィット・ロスチャイルド

　格付け1級のシャトーの中でも「気品」と形容されるエレガントなワインを生み出し、左岸の王者と名高いシャトー・ラフィット・ロスチャイルドが手掛けるセカンドラベルがこちらのワインです。

　ファーストラベルが生み出される畑の若樹を使用し、ファーストの品格を確実に受け継ぐワインを目指して造られています。

　熟したカシスやブラックベリーの濃密な香りに、杉の木やオレンジピール、クローブなど複雑なアロマが重なり合い、またメルロの比率が高い為生まれるまろやかな口当たりが特徴の逸品です。

2021年　パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー / シャトー・マルゴー

　5大シャトーの中で最も女性的と評され、華やかな香り、しっかりとしたボディと繊細さを備えた味わいから、「ボルドーの宝石」と称されるシャトー・マルゴー。

　そのシャトー・マルゴーが手掛けるこちらのワインは、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が9割を超えエレガンスが際立つファーストラベルに比べ、メルロの比率が若干高く、肉付きが良くやわらかなスタイルなのが特徴です。

　またファーストラベルが新樽率100％であるのに対し、セカンドラベルは新樽率は50％ほどに抑えられており、熟成期間も3，4ヶ月短いため、フレッシュな果実味とビロードのような美しいタンニンを楽しめるスタイルです。

2021年　ル・クラレンス・ド・オー・ブリオン / シャトー・オー・ブリオン

　5大シャトーの中で、唯一ペサック・レオニャンからメドック格付け1級に認定されているシャトー・オー・ブリオンが手掛けるセカンドラベルが、こちらのル・クラレンス・ド・オー・ブリオン。

　こちらのワインは、他のシャトーのセカンドラベルとは若干異なり、ファーストラベルであるシャトー・オー・ブリオンと全く同じ畑で収穫した若樹のブドウを用いており、その違いはブドウの樹の樹齢だけ、という贅沢な造りとなっています。

　土壌や品質管理はファーストと全く同じであり、そのためフレッシュな果実味の中にオー・ブリオンらしい複雑なアロマやエレガンスなど、格付けの頂点に君臨するワインの魅力をたっぷりと楽しんでいただけます。

■.11月11日(月)～20日(水)

『ムルソー　プルミエ・クリュ　2生産者テイスティング！』

コルトン・シャルルマーニュ、モンラッシェに並び、ブルゴーニュのシャルドネで高い人気を集める白ワイン、ムルソー。

一昔前はオーク樽が効いたグラマラスかつ濃厚なスタイルのものが多かったのですが、現在ではエレガントなワインの需要が高くなり、ムルソーの魅力である酸やミネラルが存分に生かされた、エレガントなワインへとスタイルも変化しています。

今回、御三家と称される1級畑ペリエール、シャルム、ジュヌヴリエールの中から、ムルソー最大の一級畑で芳醇で飲み口の良い、ふっくらとした肉感的なスタイルのシャルムと、長期熟成も可能な、ミネラル感、柔らかさ、力強さを兼ね備えた深遠な味わいのペリエール の、異なる特徴を持つ2種のワインをご用意いたしました。

▼.Tasting Item

2022年　ムルソー　プルミエ・クリュ　シャルム / オリヴィエ・ルフレーヴ

　オリヴィエ・ルフレーヴは、白ワイン最高の造り手の一つと呼び名高いドメーヌ・ルフレーヴより独立し、1984年にピュリニー・モンラッシェに設立されたドメーヌ兼ネゴシアンです。

　ドメーヌ・ルフレーヴでの経験を活かし、高品質のワインを次々とリリースするオリヴィエ・ルフレーヴは、ワイン・アドヴォケイトをはじめとするワイン評価誌から何度も高評価を受けるようなワイナリーへと成長し、今では押しも押されぬブルゴーニュを代表する生産者です。

　そのオリヴィエ・ルフレーヴが造るこちらのシャルムは、厳格に選果された後全房にて醸造、ステンレスタンクにて6か月、新樽率25％のオーク樽で熟成されリリースされます。そうして造られたワインは樽由来のバターやナッツのニュアンスが表れ、複雑味のあるワインに仕上がります。

　果実の華やかなアロマとバターやヘーゼルナッツのリッチなニュアンスが重なるやわらかな飲み口に、酸味とミネラルのバランス良い味わいの仕上がりです。

2022年　ムルソー　プルミエ・クリュ　ペリエール / フィリップ・ブズロー

　フィリップ・ブズローは、19世紀よりムルソーで9代にわたって受け継がれてきた家族経営のメゾンです。

　『星の王子さま』で有名なサン＝テグジュペリの「この地は先祖から受け継いでいるのではない、未来の子供たちから借りたものだ」という言葉に倣い、持続可能なワイン造りを実践するフィリップ・ブズローは、輸出量こそ少ないものの星付きレストランでオンリストされたり、評価誌であるデキャンタ誌やギ・ド・アシェット誌 の常連になるなど、毎年高く評価されています。

　ワイン評論家のマット・クレイマー氏が「ムルソーに特級畑があるとしたらさしずめペリエールだろう」と高く評価するペリエールは、同じくプルミエ・クリュであるシャルムのやわらかさとジュヌヴリエールのミネラル感が合わさった、まさに両方のいいとこどりと言える飲み口が特徴です。

　白い花やヴァニラのアロマが溢れ、ウッディなノートと心地よいミネラルをお楽しみいただけます！

いずれのイベントも満員になり次第終了となりますので、お早目のご予約がおすすめです。

成城学園前店スタッフ一同、皆さまのご来店を心よりお待ちしております！