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まだ少しだけ手のひらに冷気を感じるくらいのほんのりと冷えたボトルからグラスへと紫を強く残したルビー色のワインを注ぐと、南仏を感じる蠱惑的なスパイスのアロマが鼻腔をくすぐります。その香りをひと息吸いこみ杯を傾ける。しばし時を忘れる静寂が訪れ、空気と触れあったワインからは新たな香りが溢れ出します。大振りのスミレ、カシス、ブラックオリーブ。温度の変化を伴ってまるで油彩画に油絵具でレイヤーを塗り重ねるようにアロマの層が積み上がります。香りの変化を探しながら過ごす知的なひととき。是非、上質なミステリ小説などを傍らに携えてお飲み下さいませ。
レビュー全文を見る2024.05.01
シラーというブドウ品種はその土地の気候により、様々な味わいで私たちを楽しませてくれます。こちらは旨味たっぷりの上品なシラー。湿った草やラズベリー、レッドチェリーなどの爽やかさと甘酸っぱさを合わせたような香りに滑らかな口当たり。口に含んだ瞬間に旨味がパッと開きます。酸味は丸く、意外にもアルコール感も優しくて飲みやすいですね。オーストラリアのがっちり肉厚なタイプもいいですが、こちらはスマートに楽しめる、そんな雰囲気を纏っています。余韻の黒胡椒のアクセントも良い味出してます。
レビュー全文を見る2023.05.23
香りはローヌシラー独特の黒胡椒のニュアンス。しかし、口に含むと重たすぎずスパイシーすぎず、素敵なバランス。 カシス系の風味にライトヘビー級な味わいで魅力的なワイン。 スパイシー感が苦手だったけどまた試してみたい…という方にオススメしたいワインです。
レビュー全文を見る2023.02.23
カシス、プルーン等の果実の芳醇な香りが、カカオやナツメグ、白檀と共に出てきます。 ボディはしっかりしていますが、滑らかでタンニンもさらっとした丸みのある印象でした。 熟成させるとどのように変化していくのか寝かせてみたい1本です。 鴨肉や鹿肉など、噛んでいくと旨味が出てくるジビエと合わせたいです。
レビュー全文を見る2021.11.10
シラーというと "ブラックペッパーのようにスパイシー" と言われることが多いですが、 このワインの第一印象は "ホワイトペッパーのようなきめ細かい上品なスパイス感と、スミレのお花のようなエレガントなシラーさん"です。 お家で初めて飲んで感動して、次の出勤時に先輩方に大興奮でお勧めしたのを覚えています。 そしてお気に入りのフレンチレストランでペアリングを頼んだところ「黒毛和牛とフォアグラのソテー〜トリュフがけ〜」に合わせて2度目の対面。 お家で飲むのもいいですが、 王道フレンチに合わせた方がこのワインの上品さが引き立つなと感じました。
レビュー全文を見る2021.05.21
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。