ワインラベルの読み方って?講座
目次
03. 伝統国のラベル
伝統国のラベルは、新興国のラベルと比べて複雑で情報がしっかりと書かれているものが多いです。
また、品種名が記載されていることが少なく、ワインを学び始めた方にとっては非常に難しいかもしれません。
そのため、伝統国のラベルで特に注目いただきたいのは「産地名」です。
では、実際のフランスのワインのラベルを見てみましょう。
画像はエノテカでも人気のボルドーワインの生産者クラレンス・ディロン・ワインズの赤ワインのラベルです。
上から記載されている表記は、
造られた年「2016年」
ワイン名「Clarendelle」
産地名「BORDEAUX」
生産者名「CLARENCE DILLON」
です。
新興国のラベルと違い、このワインには「品種名」が記載されていません。
ブレンドして造られているワインということもありますが、フランスをはじめ、イタリアやスペインなど伝統国のワインには「品種名」が書いていないため、代わりに「産地名」を確認してみましょう。
今回ですと「ボルドー産」ということが分かりますが、ボルドーではどんなブドウ品種が主に使われているか(カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなど)を事前に知っていないと、どのようなタイプのワインか予想することはできません。
産地ごとの代表品種を知っておくことが一番良いことですが、それは中々大変です。
そのため、万一その産地にどのようなブドウが栽培されているか分からない場合は、二つのことを意識してみましょう。
一つ目は、ワインリストやプライスカードに品種が書かれていないかです。
二つ目は、ソムリエやスタッフに気軽に相談してみることです。
どちらかで品種を把握することができれば、大まかな味わいの予想ができるかもしれません。
ただし、そもそも使われている品種が初めて聞くようなものであれば、ソムリエやスタッフにどのような特徴のある品種かを聞いてみましょう。
そうすることで、自分好みのワインか事前に予想することができます。
■伝統国のラベルの特徴
・複雑なラベルが多い
・品種名が書かれていないことが多い
・産地名をチェックしてみる
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
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