二つ目は、シャルマ方式（タンク方式）と呼ばれる造り方です。

これは一回目の発酵で造ったワインを大きなタンクに入れて、糖分と酵母を入れて二回目の発酵を行う造り方です。

この造り方の主なメリットは、瓶内で熟成させるため複雑性を出るトラディショナル方式（シャンパーニュ方式）と比べてブドウ由来のフルーティーな香りや風味が出やすいことです。

そのため、香りが華やかなブドウ（マスカットなど）に好んで使われます。

また、タンクを使うことで一度に沢山のスパークリングを造ることができることもメリットの一つとして挙げられます。

一方で、トラディショナル方式（シャンパーニュ方式）と比べて、泡の持続性が劣ってしまいます。

■シャルマ方式（タンク方式）：

・大きなタンクを使って泡を作るため、一度にたくさん造ることができる

・ブドウ由来のフルーティーな香りや風味が出やすい

・トラディショナル方式（シャンパーニュ方式）より泡の持続性は劣る