ワイン選びで「品種」が大切な理由講座


ブドウ品種は何種類覚える必要ある?

前のLessonでは、ブドウ品種が大切とお伝えしましたが、世の中にはどのくらいのブドウ品種があるのでしょうか。


その答えの前にまずお伝えしたいのですが、実はブドウには「食用ブドウ」と「ワイン用ブドウ」があります。


文字通り、食用ブドウには私たちもよく目にする巨峰やマスカットなどが挙げられます。一概には言えませんが、食用ブドウは粒が大きく、水分を含んだみずみずしいものが多く、一方でワイン用ブドウは粒が小さく、水分は少なくて甘みが濃縮したものが多いです。


では、このワイン用ブドウの品種は世界にどのくらいあるのでしょうか?


世界的に有名なワインの評論家の著書(※)には、1,368種類のワイン用ブドウが掲載されています。

※ジャンシス・ロビンソン著「WINE GRAPES」

では、普段ワインを選ぶ際、こんなにもたくさんのブドウ品種(1,000種類以上)を覚えないといけないのでしょうか?


その点についてはご安心ください。

数あるブドウ品種の中には、世界中でよく使われる代表的な品種として、白ブドウでは3種、黒ブドウでは3種が挙げられますので、まずはこの6種類の特徴を覚えましょう。


これらの品種はお店やレストランのワインによく選ばれているため、この6種を知っているだけでワインを選びやすくなり、ワイン選びも楽しくなります。


もちろん、この6種類だけでは全てのワインをカバーできません。

しかし、まずはこの6種類を覚えていただき、そこから少しずつ特徴を知っているブドウ品種を増やしていただければと思います。


最後に、6種だけでなく、さらに知っている品種を増やすためのコツを一つ紹介します。まずはこの6種類の中から好みのブドウを見つけてください。

そして、新たなブドウ品種を覚えたいと思った時は、お店やレストランで「メルロ種のワインが好きですが、これに似た味わいで、別の品種を使ったワインはありますか?」とソムリエに聞けば、似た新しい品種を教えてもらえると思います。

ぜひ試してみてください。

まとめ

・ブドウには大きくワイン用と食用の二つがある


・まずは代表的な白ブドウ3種、黒ブドウ3種の特徴を覚える


・6品種以外の新たなブドウを覚えたい時は、6品種の中から好みのブドウをソムリエやスタッフに伝え、似たブドウを使ったワインを教えてもらう

ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
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