ブラックフライデー

1本から始める環境に優しいワインライフ サステナブルワイン

近年、世界的に関心が高まっている「サステナブル(=持続可能な)」という言葉。私たちの生活の中で、着るものや食べるものについて、サステナビリティを気にするようになったという方もいるのではないでしょうか。ワイン業界においてもサステナビリティへの関心は高まっており、畑や、それを取り巻く環境を維持し後世に引き継いでいくため、人や環境に優しい「持続可能な」ワインの生産に取り組む生産者も増えています。


こちらのページでは、サステナブルなワイン生産者の取り組みとおすすめワインを共にご紹介。持続可能性に配慮して造られたワインを選ぶことで、これからの地球環境や社会に貢献することにも繋がります。ぜひこの機会に、環境にも社会にも優しく美味しいワインをお楽しみください。

目次

サステナブルなワイン造りとは

サステナビリティとは「持続可能性」という意味の言葉で、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉として耳にする機会も多くなりました。サステナブルなワインとは、環境や社会に配慮し、自然環境や人々の生活をできるだけ保全する各種の取り組みを実践しながら生産されたワインのこと。次世代へ向けて、豊かな自然環境を守りつつ、自然を尊重した上質なワインを造り続けるという長期的なビジョンに基づいて生産者はワイン生産に取り組んでいるのです。


未来のワイン造りのために、世界各所で行われている取り組みには下記のようなものがあります。

ブドウ栽培


健康な土壌を保つために、農薬の使用量を減らした栽培や、馬や羊といった動物の力を借りた畑管理、気候変動に対応するブドウ品種の導入などが行われています。

一般のトラクターは土を踏み固めてしまうことから、耕作に馬を導入するワイナリーが増えてきています。

ワイン醸造


水や電気といったエネルギー資源の使用を最小限に留めるべく、太陽光発電や風力発電といった自然エネルギーの使用に加え、発生したCO2の再利用に関する研究も進められています。

ソーラーパネルが設置されている、カリフォルニアのケンダル・ジャクソンのワイナリー。

ワインが届くまで


ワインができあがってからの過程においても、運搬にかかるCO2を減らすため、ボトル瓶の軽量化に取り組むワイナリーが増えています。また使用後の瓶や樽をインテリアとしてリユーズすることもサステナブルへの取り組みの一つです。

広がるサステナブルへの関心

サステナブルなワイン生産は世界各国に広がっており、国を挙げての取り組みや、認証や生産者団体も増えてきています。例えば、フランスにおいては、環境に配慮した生産やサステナブルに関するHVE認証(環境価値重視認証)があり、南アフリカでも「環境と調和したワイン生産」(IPW)が制定され、ブドウ栽培農家やワイナリーの95%以上がこれに従ってワイン造りを実施。またWOSA(南アフリカワイン協会)が2010年にエコフレンドリーと品質を保証する世界初の認証シールを発表しています。


生産者自身の取り組みの例としては、カリフォルニアを代表するワインメーカー ケンダル・ジャクソンは環境保全の課題が世界的に注目され始める前からサステナブルなワイン造りに取り組んでおり、2019年には、気候変動に対処する国際的なワイナリーグループ「IWCA(International Wineries for Climate Action)」をスペインの老舗ワイナリー、トーレスとともに設立。ワイン業界で一丸となり、サステナブルなワイン造りが行われているのです。

更に近年の世界的な関心の高まりを受けて、2021年にはワイン・アドヴォケイトの独自認証グリーン・エンブレムや、ミシュランにおけるミシュラン・グリーンスターなど、ワイン・グルメ評価誌においてもサステナブルな取り組みを含めた評価が始められました。今や「よい」食べ物や飲み物というのは「美味しい」だけでなく、これからの世代のことを考えて作られているものになってきており、ワイン選びの一つのポイントにもなってきているのです。

サステナブルな取り組みを実践する生産者とおすすめの1本

世界100ヶ国以上で愛されるボルドーのワインメーカー「バロン・フィリップ・ロスチャイルド」

バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社は、5大シャトーの一翼シャトー・ムートン・ロスチャイルドを擁する偉大なワインカンパニーです。カジュアル・シリーズのムートン・カデにおいては、ボルドー各地に存在する約250軒の全ての契約栽培農家で、HVE認証を2020年に取得。また、ワイナリーにおいて消費するガスや電気は再生可能なエネルギーを使用するなど、地球に優しいワイン造りを行いながら世界100ヶ国以上へムートン・カデを送り出しています。

オーガニックの畑から生まれ、ワイン造りの「今」が詰まった、新たなる時代を築く1本


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”キング・オブ・スペイン”と名高い、スペインを代表する名門 「トーレス」

トーレスは、150年以上の歴史を持つスペインにおける名門中の名門。ケンダル・ジャクソンとのIWCAへの取り組みだけでなく、"TORRES&EARTH"というプロジェクトで環境保全に取り組んでいます。ワイン造りには、バイオマスや太陽・風力発電など代替エネルギーを活用。ワイナリーではハイブリッド車や電気自動車を導入するほか、発酵時に発生する二酸化炭素を再利用する研究開発を行うなど、長期的な取り組みで時代を一歩リードしている生産者です。

CO2削減に貢献する軽量ボトルで、ボトリングされた濃密赤ワイン


サングレ・デ・トロ・テンプラニーリョ

トーレス
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トーレスが手掛ける、チリでクオリティワインを確立したパイオニア「ミゲル・トーレス・チリ」

1979年にチリにトーレスによって設立されたミゲル・トーレス・チリ。本家トーレス同様に軽量ボトルの採用や代替エネルギーの使用といったサステナブルな取り組みを行っています。また、2010年のチリでの大地震を受けて家屋を建てたことをきっかけに、労働者への公正な待遇を守るため差別の撤廃など、労働環境を良くするために数々の取り組みを実践し、フェアトレードのFAIR FOR LIFE認証も取得。自然環境への配慮だけでなく、そこで働く人々への敬意をもってワインを世界中に送り出しています。

エコセールの認証を取得したオーガニック・スパークリングワイン


ラス・ムラス・エクストラ・ブリュット

ミゲル・トーレス・チリ
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自然との共生にこだわったワイン造りを行う自然派ドメーヌ「ドメーヌ・ド・ロシュヴィル」

ドメーヌ・ド・ロシュヴィルは、風光明媚で知られるフランス ロワール地方に位置するワイナリー。昆虫が住み着きやすいよう林を再生させたり、生け垣を造ったりすることで良好な生態系バランスを確保するなど、豊かな自然との共生の中でブドウ樹を生育することを徹底しています。その成果が認められ、AB(オーガニック)認証とTerra Vitis(サステナビリティ)認証を取得。手掛けるワインは毎年多くのコンテストや評価誌で賞を獲得しています。

人の手の介入を減らし、豊かな自然との共生の中で育てたブドウで仕立てる白ワイン


2021

3,520

(税抜価格3,200円)

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全米で支持され続ける、カリフォルニアのトップクラスワイナリー「ケンダル・ジャクソン」

ケンダル・ジャクソンは全ての畑でカリフォルニアのサステナブル認証(CCSW)を取得しているワイナリー。水の年間使用量をほぼ半減させた他、ワイン醸造にかかる電力の約3割を太陽光などの自家発電で賄い、所有地の半分以上はブドウを植樹せず生物多様性を促すなど、多様な取り組みを実践しています。2016年には「カリフォルニア・グリーン・メダル・リーダー・アワード」を受賞し、2019年には気候変動に対処する国際的なワイナリーグループ「IWCA」をトーレスとともに設立。2020年にはドリンクス・ビジネスにおいて「2020グリーン・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、カリフォルニアに留まらず世界でサステナブルなワイン生産をリードしています。

所有する全ての畑でサステナブル認証を取得するケンダル・ジャクソンの原点的シリーズ


ヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネ

ケンダル・ジャクソン
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