メイヤー MAYER
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オーストラリア ビクトリア ヤラ・ヴァレー
自然なワイン造りから生み出されるエレガンスの極致
オーストラリア産ピノの究極系と称されるカルトワインの「ジェムブルック・ヒル」。そのワインメーカーを務めたティモ・メイヤー氏によって自身の名を冠し1999年に創業したワイナリーがメイヤーです。ヤラ・ヴァレーの中でも冷涼なブラッディ・ヒルを中心に栽培するブドウのポテンシャルを最大限に引き出すために、栽培や醸造において人間の干渉を極少に留めるというこだわり。ピノ・ノワールとシャルドネを中心とした、ヤラ・ヴァレーの冷涼な気候を反映させたエレガントかつ複雑なワインは、世界におけるオーストラリアワインの評価を覆した存在として広く知られています。
ナチュラルなワインメイキングを実践するティモ・メイヤー氏
メイヤーは、オーストラリア産ピノの究極系と称されるカルトワインのジェムブルック・ヒルのワインメーカーを務めた、ティモ・メイヤー氏によって自身の名を冠し1999年に創業したワイナリーです。ドイツで400年以上ワイン造りに携わってきたメイヤー家出身のティモ・メイヤー氏は、1990年代にオーストラリアでワインメイキングの技術を習得。1999年にブラッディ・ヒルに最初の苗木を植え、2002年に「ブラッディ・ヒル・ピノ・ノワール」のファースト・ヴィンテージを仕立てました。
素晴らしい哲学と技術を持ち、且つチャーミングな人柄のティモ・メイヤー氏は、「昔ながら(1960年代以前)のワイン造りに立ち返ることが、良いワインを造ることに繋がる」という考えのもと、人の手を極力加えないナチュラルなワインメイキングを実践しています。
ブルゴーニュ愛好家も注目する冷涼産地ヤラ・ヴァレー
ワイナリーが位置するのは、オーストラリアで最高級のピノ・ノワールやシャルドネを生産する産地の1つ、ビクトリア州ヤラ・ヴァレー。ビクトリア州の州都メルボルンの北東という立地のため、世界中から多くの愛好家が訪れ、ワイナリー観光も重要な産業となっています。標高は500mほどと高く、「暑くて乾燥したシラーの産地」というオーストラリアの一般的なイメージとは異なり、冷涼な気候を有する銘醸地として有名です。
丘陵による斜面と谷底が波のように連なる地形で、様々な向きの畑を有しています。こうした冷涼な気候や丘陵の連なり、そして造られるブドウ品種などの共通項が多いことから、ヤラ・ヴァレーはブルゴーニュ愛好家からも近年大きな注目を集めているのです。
メイヤーはヤラ・ヴァレーの中でも、特に冷涼なヒールズヴィルの8km南側に位置する、美しい急斜面に2.5haの区画を所有。毎日上り下りして働く事があまりに大変であることから、ティモ氏がこの丘を「ブラッディ・ヒル=大変な丘」と名づけました。
この畑で生み出されるワインは、骨格がしっかりとありながらもピュアで、エレガントなスタイルに仕上がります。
非介入主義で造られる、エレガンスの極致
メイヤーでは、ヤラ・ヴァレーの冷涼な気候を反映させ、エレガンスと複雑な味わいを兼ね備えたワイン造りを行っています。ティモ氏の信条は、冷涼なヤラ・ヴァレーで栽培するブドウのポテンシャルを最大限に引き出すために、人為的介入を極少に留めること。「昔ながらのワイン造りに立ち返ることが、良いワインを造ることに繋がる」という考えのもと、栽培や醸造の干渉を最低限に抑えるというこだわり様です。
ブドウ樹の平均樹齢は20年。2004年に当時は古い技術だと思われていた全房発酵をピノ・ノワールで導入しました。現在はガメイやテンプラ二ーリョを始めとするキュヴェでも全房発酵を実施。瓶詰めは無濾過で行っています。
透明感のある果実味を纏ったメイヤーのワインは、その稀少性も相まって、メルボルンを中心とした国内外で絶大な人気を誇っています。
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