店舗情報
ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
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このショップのスタッフレビュー
川島
こんにちは、デパ地下で購入したお洒落なお惣菜が、自宅では突然庶民染みてしまうことに毎度首を傾げている船橋東武店の川島です。
当店はその名の通り、「東武百貨店船橋店」さんへ出店している店舗。同じ地下1階にはお菓子やお惣菜屋さんなど、煌びやかなお店が並んでいるので、日々目移り、わくわくするばかり……。
開店時間中に退勤できた早番の日には、ついついふらふらしてしまい、晩酌のお供を買い求めることもあるのですが、自宅のテーブルに並べた途端、キラキラしたショーケースの魔法が解けてしまうのは何故なのでしょう。
原因はテーブル?お皿?盛り付けセンス? と首を傾げつつ、まあ美味しさは変わらないからいいかーと納得してしまう単純な私です。
さて、今回のスタッフブログ22話では、前回のチーズリゾット編に引き続き、炊飯器へ材料を放り込むだけレシピに挑戦します。
炊飯器に放り込むだけレシピ挑戦のきっかけなどは、ぜひ前回の<チーズリゾット編>をご参照くださいませ。
ワインならチーズ、その次は? とくれば、トマトでしょう! ということで、カマンベールチーズ同様、切らずにトマトをドーンと炊飯器へ投入するレシピを考えることにしました。
悩んだのは、トマトの相棒。
トマトだけでは味気ないので、何かもう一つ食材を足したいのですが、一体何が合うのか……。トマトと言えば、チーズですが、チーズは前回のリゾットで使用したので、今回もとなるとワンパターンな感じがします。
そんな時、コンビニで見かけたのは、バジルソースのかかったトマトとタコのマリネ。
これだ!と閃いた私は、早速試作に取り掛かりました。
難しかったのは、またしても水の量;;
今回はリゾットではなくタコ飯なので、一般的なお米の炊き上がりを目指したのですが、トマトから想定以上に水分が出てしまい、少しずつ水を減らして試作を重ねました。
今回はヘタ付きで150gほどのトマトを使用していますので、皆さんが作られる際のトマトが大きい場合は、150gほどになるようカットするか、水の量を減らしてください。
また、柔らかく炊き上がり過ぎてしまった際の救済措置も載せましたので、ご参考になれば幸いです。
それでは今回も自信作、バジル香るイタリアン風タコ飯のレシピはこちら!
■材料 [A] ・白米…1合(150g) ・もち麦米…50g [B] ・水…200ml ・酒…大さじ2杯 ・オリーブオイル…大さじ1杯 ・塩…小さじ1/2杯 ・コンソメ(顆粒)…小さじ2杯 ・にんにく(みじん切り)…小さじ1杯 [C] ・トマト…1個(約150g) ・茹ダコ…100g ・玉ねぎ…1/2個 ・ブラックオリーブ(種抜き)…10個(約25g) [炊きあがり後] ・生バジル(乾燥でもOK)…3~5枚 ・ブラックペッパー [盛り付け後にお好みでプラス] ・粉チーズ ・タバスコ ■作り方 ①Aを研ぎ、水気を切る。 ②トマトはよく洗ってヘタを取り、茹ダコは軽く洗ってから約8㎜四方にカット。玉ねぎは粗めのみじん切りに、ブラックオリーブは輪切りにする。 ③炊飯器の内窯へ①とBを入れて混ぜ、その上へ②を乗せ、炊飯器の通常モードで炊く。 ④炊き上がったら、しゃもじでトマトをほぐしつつ、ちぎった生バジルとブラックペッパーを振りかけて味を調え、完成!
■ご注意 ・こちらは5合炊き以上の炊飯器用の分量です。5合炊き未満(3合炊きなど)の炊飯器で作る際は、分量を半分に減らしてください。 ・材料を炊飯器へセットした後は、すぐに炊飯を開始してください。炊飯器の中に材料を入れたまま、長時間放置(数時間後に炊き上がり予約するなど)すると、食中毒の原因となる可能性があります。 ■ポイント ・バジルの香りがそこまで得意でない方は、炊飯器内で混ぜず、食べる直前のお皿でふりかける程度にしてください。(炊飯器内でバジルが蒸らされる時間が長いほど、香りは強くなります) ・炊飯器で長時間保温すると、どんどん乾いてパサパサになってしまいます。その日に食べ切れない分にはバジルを加えず、炊き立てのうちに蒸気ごとラップで包み、冷凍保存がおすすめです。バジルは再加熱後、食べる直前に振りかけるのがおすすめです。 ■少しべチャッとした炊き上がりになってしまったら… トマトと白米の水分量によっては、上記の水の量では、少しべチャッとした、水っぽい炊き上がりになってしまうこともあります。 柔らかめのご飯がお好きな方であれば、特に問題はないのですが、そんな時のリメイク法はこちら! ①リゾットにする……炊飯器の中へ、お好きな量のピザ用チーズを投入。軽く混ぜ、保温でチーズが溶ければ、リゾット風に。 ②ドリアにする……フライパンへ少量のオリーブオイルとニンニクを入れ、軽く熱してから、タコ飯を入れて軽く炒めて水気を飛ばす。次に、耐熱皿にバターを塗り、炒めたタコ飯を入れ、ピザ用チーズ・バジル・ブラックペッパーをかけ、オーブンやトースターで加熱。チーズに焼き色が付けば、即席ドリアに。 ■派生レシピ ワインには合わせにくいのですが、上記レシピにて、ブラックオリーブを入れず、コンソメを顆粒出汁大さじ1杯へ、仕上げのバジルを刻んだ大葉へ変更すると、和風タコ飯に変身しますので、日本酒や焼酎も飲む方は試してみてくださいね。
さて、おつまみが完成したとなると、やはり肝心なのはワイン選び。
私がレシピを考案し、ワインも選んだとなると、ちょっと面白みに欠けるので、前回同様、船橋東武店スタッフにこのイタリアン風タコ飯に合うワインを考えてもらうことにしましょう。あっ、店長、いいところに……。
エノテカ歴20年以上のベテラン店長、ピノ好きおじさん(ハンドルネーム)は、難しそうなこのレシピに、どんなワインを選んでくれるのでしょうか。
ご提案コメントと共に、ご紹介させていただきます!
■サン・ロレンツォ キャンティ・クラシコ グラン・セレツィオーネ
[カステッロ・ディ・アマ/イタリア トスカーナ/赤 フルボディ/7,700円(税込)]
□ご提案ポイント
まず真っ先に思い浮かんだのは、キャンティ。安直と思われるかもしれませんが、やはりトマトの酸味にはキャンティがよく合います。王道は外せません。
数あるキャンティの中でも、生産者ご自身が「うちのワインはぜひお料理と一緒に」とおっしゃるカステッロ・ディ・アマさんをセレクトしました。
■セラー・セレクション・メルロ
[シレーニ・エステート/ニュージーランド ホークス・ベイ/赤 ミディアムボディ/2,200円(税込)]
□ご提案ポイント
ピーツ・ピュア(オーストラリア)のカベルネ・ソーヴィニヨンとも迷ったのですが、次にオススメするのはこちら。
シレーニのメルロは、とにかくチャーミング! メルロとタコ、意外に相性良いんですよ。この機会にぜひお試しください。
■ドルチェット・ダルバ
[プルノット/イタリア ピエモンテ/赤 フルボディ/3,410円(税込)]
□ご提案ポイント
3本選んで欲しいとのことでしたので、最後は迷いつつ、万能ドルチェットを。酸味控えめ、軽やかな味わいで、フードフレンドリーな1本。
粉チーズを書けて食べても美味しいタコ飯とのことなので、ピザっぽい味を想像しつつのセレクトです。
ピノ好きおじさん紹介はこちら
いかがでしたか?
水加減調節のため、チーズリゾットよりも試作回数が多かったレシピ。
苦労した分、美味しくできたと思うので、ぜひ皆さん試しに作ってみてくださいね!
次回投稿は、10月17日(火)を予定しております。
炊飯器へ放り込むだけレシピ3編のラスト、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
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