店舗情報
ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
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このショップのスタッフレビュー
川島
こんにちは、犬猫好きが定着し始め、先日ついに「ブログに、ワンちゃんネコちゃんの写真は載せないの?」とお客様からご質問をいただいた船橋東武店の川島です。
「それは流石に我慢しています……」とお返事したのですが、いつか、つい、ぽろっと、自宅で撮ったワイン写真に、愛犬・猫が映り込んでしまうことは、あるかもしれませんね……?
(お声かけくださった方には、もれなく犬・猫ばかりの写真フォルダをお見せしております)
さて、今回のスタッフブログ21話では、炊飯器へ材料を放り込むだけの簡単リゾットをご紹介いたします。
何回も試作した自信作なので、ぜひ読んで&試してみてやってくだいさませ!
7月末に投稿した「頑張らない日のおうちワイン」記事にて、怠惰でも“プチ贅沢”な休日にしよう……というテーマで、家にありそうなものとメゾンボワールのオイル漬けで簡単ペペロンチーノを作るレシピをご紹介したのですが、こちらが予想以上のご反響をいただきまして、びっくりいたしました。ありがとうございます!!
ペペロンチーノのレシピだけでなく、「ダラダラして何もせず終わっちゃう休日に悔しくなる気持ち、わかる!」との共感のご感想も多くいただき、その都度、「ですよねー!」と、首をガクンガクン言わせながら、お客様方と「社会人あるある」でたいそう盛り上がらせていただきました。
頑張らない日のおうちワイン
そこで私、調子に乗りました。
今度は、「明日への英気を養うため、疲れた仕事帰りでも簡単に“作った感”の出るおつまみ」を考えてみよう!と。
重要ポイントは、
・使う調理器具は、少ないに限る
・キッチンに立つ時間は、出来るだけ少なく
・「あとは寝るだけ」の状態で飲みたい
この3点。
これらをクリアする料理は何か……私が捻り出したのは、炊き込みご飯!
仕事から帰宅するなり、最低限の食材をカットして炊飯器へ放り込み、最低限の家事と入浴を済ませる頃には、炊き上がっている……これはいいんじゃないか?
ただ問題は、炊き込みご飯は、アペリティフ(アペロ)……つまり、“ワインのおつまみ”として、成立するのか?ということ。
ご飯となると、お酒でなくご飯がメインになるか、または〆のイメージが強いので、いかに「アペロ」っぽくするのか、が、肝になってきます。
さあ、チャレンジし甲斐が出てきました。
それでは、閃いたものから順に試していきましょう!
まずは安直に、ワインならチーズでしょ! ということで、贅沢にカマンベールチーズを丸ごと使ったリゾットに挑戦。
何度か試作したのですが、イタリアンレストランで出てくるような、米の粒が立っているリゾットは、どうしても炊飯器で再現出来なかったので、残念ですが方向性を変え、あえて柔らかを追求することに。
ただ、「アペロ」にするため、粒立ち感は少しでも欲しいので、白米だけでなく、もち麦米(50gぐらいずつ小分けで販売しているものが便利です)を混ぜてみました。
理想の滑らかなミルキーさを出すのに苦心致しましたが、味だけは、レストランで出てくるような(言い過ぎ?)味わいのリゾットが完成しましたよー!
炊きあがり後、丸ごと入れたカマンベールへ、しゃもじを入れる瞬間が快感なので、ぜひ体験してみてくださいね。
■材料 [A] ・白米…1合(150g) ・もち麦米…50g [B] ・水…180ml ・牛乳…300ml ・酒…大さじ2杯 ・醤油…大さじ1杯 ・コンソメ(顆粒)…小さじ2杯 ・にんにく(みじん切り)…小さじ1/2~2杯 [C] ・ブラウンマッシュルーム…3,4個 ・しめじ…1/2株 ・玉ねぎ…1/4個 ・ベーコン…50g ・カマンベール…1個 [炊きあがり後] ・牛乳…50ml [盛り付け後にお好みでプラス] ・ブラックペッパー ・パセリ ・タバスコ ■作り方 ①Aを研ぎ、水気を切る。 ②マッシュルームは約3㎜幅に輪切り、玉ねぎはみじん切り、ベーコンは約1cm程度にカット。しめじはほぐしておき、カマンベールチーズは丸ごとでOK。 ③炊飯器の内窯へ①とBを入れて混ぜ、その上へ②を乗せ、炊飯器の通常モードで炊く。 ④炊き上がったら、牛乳を加えつつ、しゃもじでカマンベールチーズをほぐせば、完成!
■ご注意 ・こちらは5合炊き以上の炊飯器用の分量です。5合炊き未満(3合炊きなど)の炊飯器で作る際は、分量を半分に減らしてください。 ・材料を炊飯器へセットした後は、すぐに炊飯を開始してください。炊飯器の中に材料を入れたまま、長時間放置(数時間後に炊き上がり予約するなど)すると、食中毒の原因となる可能性があります。 ■こだわりポイント ・牛乳350mlで炊くこともできるのですが、しっとり感を出すために、牛乳300mlで炊き、仕上げに50mlを足す方法をとることにしました。 ・マッシュルームは、ブラウンを使用した方が、香りよく仕上がります。(手に入らない場合はホワイトや、缶詰でもOKです) ■ワンポイント ・にんにくの量は、お好みで調節してください。 ・お好みのきのこへの変更も可能です。 ・炊飯器で長時間保温すると、どんどん乾いてパサパサになってしまいます。食べられない分は、炊き立てのうちに蒸気ごとラップで包み、冷凍保存がおすすめです。(ご飯小盛り程度の量で冷凍保存したのですが、電子レンジで解凍を試みたところ、なかなか中心まで熱が入らずに意外に手間がかかったので、できるだけ小分けの保存がオススメです)
おつまみが完成したとなると、肝心なのはワイン選びですよね。
私がレシピを考案し、ワインも選んだとなると、ちょっと面白みに欠けるので、この記事を書いている最中、たまたま近くにいたスタッフ“ガッキー(ハンドルネーム)”を捕まえ、レシピを見ながら、このカマンベールチーズリゾットに合うワインを考えてもらいました。
学生時代は飲食店でアルバイトし、今もそのお店へ料理を教わりに行っているという料理上手なガッキーは、一体どんなワインを選んでくれたのでしょうか。
ご提案コメントと共に、ご紹介させていただきます!
■ハカ・シャルドネ
[ハカ/ニュージーランド ホークス・ベイ/白 辛口/2,090円(税込)]
□ご提案ポイント
以前、自分でカルボナーラを作った際にこのハカのシャルドネと合わせたところ、とても相性が良かったので、真っ先にこのワインが思い浮かびました。
きのこ、チーズ、牛乳、ベーコンと、使っている食材は同じなので、きっとこのリゾットとも合うはず!
■ヴェルメンティーノ
[グアド・アル・タッソ (アンティノリ)/イタリア トスカーナ/白 辛口/3,630円(税込)]
□ご提案ポイント
個人的にスペインのワインは料理に合わせやすいと思っているので、ジャン・レオンのシャルドネとも迷ったのですが、今回はヴェルメンティーノで!
優しい、お料理に寄り添ってくれる味わいが魅力の品種。ワインがメインというより、リゾットを楽しむためのワインとして、このリゾットを引き立ててくれることを期待してのセレクトです。
■サン・ポーロ ロッソ・ディ・モンタルチーノ
[サン・ポーロ/イタリア トスカーナ/赤 フルボディ/5,500円(税込)]
□ご提案ポイント
香りにもこだわり、ブランマッシュルームを使用しているとのことなので、芳香な木の香りのニュアンスが楽しめるサンジョヴェーゼ・グロッソと、香りの相性が良いのではないかと考えました。
味わいも、熟した印象のブルネッロよりも、若くフレッシュなロッソ・ディ・モンタルチーノを選ぶことで、リゾットの味わいを覆い隠さず、ワインもリゾットも両方程よく楽しめるのではないでしょうか。
ガッキーご紹介記事はこちら
いかがでしたか?
なかなか自信作のレシピが出来上がりましたので、皆さんもぜひ実際に作っていただき、「炊き込みご飯が、アペロ(ワインのおつまみ)として成立するのかどうか」をジャッジしていただければ嬉しいです。
次回投稿は、10月3日(火)を予定しております。
どうぞお楽しみに!
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