ワインのテイスティングってなに?講座
目次
01. ワインのテイスティングは難しい?
ワインのテイスティングは難しそうに思えませんか?
確かに、ソムリエはワインの「外観」「香り」「味わい」について、神経を研ぎ澄ませて「どのようなワインか」「品質は高いか」「仕入れるべきか」などをプロフェッショナルとして判断しています。
しかし、気軽にワインを味わいつつ、単に自分の好みを知るためのテイスティングでは、このように難しく考える必要はありません。
もっと気楽にテイスティングをして、まずは自分の好みを知ることをゴールにワインを味わってみましょう。
そのためのコツとしては、ワインを漠然と飲むのではなく「軸を持つこと」です。
詳しくは後述しますが、例えば、白ワインを飲む際には「果物の風味」「酸味」「樽の風味」の三つを意識しながら飲んでみることをおすすめします。
白ワインを飲む際に、これら三つの軸を意識すると、白ワイン同士を比較することができ、自分の好みをはっきりさせることができたり、どんな味わいのワインだったかも覚えやすくなります。
軸と聞くと難しそうに聞こえるかもしれませんが、まずは少しずつで構いませんので、意識することから始めていきましょう。
例えば、AとBのワインがあった場合、「Aはグレープフルーツみたいな味わいで、酸味はしっかりしているな」「Bは黄桃のような味わいで、酸味は優しく、樽由来のバニラの風味がするな」などです。
もちろん、最初は「グレープフルーツっぽい」や「酸味が強い」などを感じとるのは難しいと思います。
しかし、漠然と美味しいかどうかで飲んでみた時に比べて、ワイン同士の違いが段々と分かるようになり、そのワインがなぜ好きなのか(例えば、青りんごっぽい味が好き、酸味は穏やかな方が好きなど)を知ることができるので、ワインを飲むことやワイン選びがもっと楽しくなると思います。
そのため、このLessonでは一見難しそうに見えるテイスティングについて、自分の好みを知ることをゴールとして、その基本を学んでみましょう。
■テイスティングのコツ
・自分の好みを知ることをゴールに、漠然と飲むのではなく「軸を持つこと」から始める
・例えば、白ワインを飲む際には「果物の風味」「酸味」「樽の風味」の三つを意識する
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。