ワインをスマートに楽しむマナー講座


ホストテイスティングって?

レストランでボトルワインを頼んだ際、ホストテイスティングと呼ばれるものがあります。一体どのようなテイスティングなのでしょうか。


以降、ホストテイスティングについて文章でも説明しますが、イメージがつきにくい場合は、以下の動画の前半でホストテイスティングについて解説しております。

是非こちらをご覧ください。

ホストテイスティングは、注文したボトルワインがゲスト(同行者)に注がれる前に、ホスト(会の主催者)が行うテイスティングのことを指します。


実施する目的ですが、持ってきたワインが注文したものと同じあるか、また、そのワインに異常がないかを確認するために行います。


ホストテイスティングの全体の流れは以下となります。

・注文したワインが間違いないかの確認

・注がれたワインの確認

・ソムリエに合図をする

それぞれ順番にお伝えします。


注文したワインが間違いないかの確認

まず「注文したワインが間違いないかの確認」についてです。


ソムリエがラベルを見せてくれるので、ワイン名、ヴィンテージを確認します。

問題なければ、ソムリエにワインを注いでもらいましょう。

注がれたワインの確認

次に「注がれたワインの確認」です。

注がれたワインの外観、香りを確認し、一口含みます。


ここではワインが美味しいか、美味しくないかの確認をしているわけではなく、ワインにブショネ※や酸化などの不良がないかの確認をしています。


ワインに違和感があれば、ソムリエに確認してもらいましょう。


※ブショネとは、天然のコルクが汚染されたことによって、そのコルクで栓をしたワインがカビや湿った段ボールのような香りや風味がすること

ソムリエに合図をする

最後に「ソムリエに合図をする」です。テイスティング後、特に異常がなければ「大丈夫です」や「こちらでお願いします」とソムリエに伝えましょう。


他のゲストにもワインを注いでくれ、ホストテイスティングは完了です。


ホストテイスティングは慣れない時は緊張しますが、このように全体の流れやマナーを知っていると少しでも緊張せずに済みます。

まとめ

■ボトルを頼んだ際のホストテイスティングとは?

・ホストテイスティングは、注文したボトルワインがゲスト(同行者)に注がれる前に、ホスト(会の主催者)が行うテイスティングのこと


・実施目的は、注文したワインと同様か、そのワインに異常がないかを確認するため


・ホストテイスティングの全体の流れは以下となる

①注文したワインが間違いないかの確認

②注がれたワインの確認

③ソムリエに合図をする

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