若いワインが樹に実ったフレッシュなフルーツをイメージし、フルーティーな果実味が中心の味わいとしたら、熟成したワインは実ったフルーツが地面に落ちて土に返っていくイメージともいわれます。

例えば、文字通り土っぽい風味やトリュフのようなきのこ類の香りや風味が現れ、また果物の風味は出汁のような旨味を伴った味わいに変わっていきます。

では、熟成したワインは美味しいのでしょうか？

これは一概には言えず、一つ目にはワイン次第であること、二つ目には個人の好み次第であること、三つ目には熟成のどの時期か次第となってしまいます。

一つ目のワイン次第というのは、先ほどもお伝えしたように熟成するポテンシャルがあるワインにとっては熟成することでより味わいが良くなります。

二つ目の個人の好みについては、果物の風味が中心であるフレッシュなワインが好きな方もいれば、土っぽさやトリュフのような風味、出汁のような旨味が感じられるワインがお好きな方もいるでしょう。

三つ目の熟成のどの時期についてかは、ポテンシャルがあるワインでも飲み頃を過ぎた場合は、味わいが衰えていくため、飲むタイミングは非常に大切です。

しかし、飲み頃を見極めるのはやはり難しいです。

また前述の通り個人の好みもあるため、熟成ワインに興味がある場合は、まずは信頼のおけるワインショップのスタッフに相談してみたり、ワインショップでのテイスティング会や個人でのワイン会で熟成ワインが提供されていた場合にまず試してみるのがおすすめです。

■若いワインと熟成したワインの味わい

・若いワインの味わいは、樹に実ったフレッシュなフルーツのイメージ

・熟成したワインの味わいは、実ったフルーツが地面に落ちて土に返っていくイメージ

■熟成したワインは美味しいの？

・一概には言えないことが難しい

・理由の一つ目には、ワインのポテンシャル次第であること

・二つ目には、個人の好み次第であること 

・三つ目には、熟成のどの時期か次第であること