近年、日本においても市場規模が拡大し、メディアで取り上げられるなど注目が高まっている「シードル」。リンゴ果汁で造られるお酒シードルは伝統国フランスのみならず様々な国で造られており、日本においても国産のリンゴを用いたシードルがリリースされたり、ビールと同じく小瓶のブルワリータイプのものも最近人気を集めています。シードルは低アルコールなので、お酒があまり強くない方でも気軽に愉しんでいただけるのも魅力。この機会にぜひ一度お試しください。
目次
シードルって、こんなお酒!
世界中で親しまれているお酒、シードル
シードルは、欧米で長い歴史を持つリンゴを原料とした醸造酒。シードルとはフランス語で、ブドウ栽培の北限を超えたフランスのブルターニュ地方やノルマンディー地方が有名な産地です。イギリスでも古くから親しまれており、英語でサイダーと呼ばれビールのような感覚で大抵どこのパブでも愉しまれています。その他にもスペインではシドラ、イタリアではシドロ、ドイツではアプフェルヴァインなど、呼び名は異なれど、リンゴを原料としたお酒は世界各国で愉しまれています。日本でもリンゴはなじみ深いフルーツ。北海道、青森県や長野県などリンゴの産地を中心に各地でリリースラッシュが続いています。
リンゴの果汁100%
シードルに使用されるのは、フレッシュなリンゴ果汁。リンゴは圧搾機でゆっくりと絞られ、果汁が樽の中で発酵してシードルになります。つまりシードルには糖分やガスの添加は一切なく、リンゴそのままで糖分がアルコールと炭酸ガスに変化し、発泡酒が出来上がるのです。シードルは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富で、ワインと同じくポリフェノールを多く含んでいます。また、アルコール度数はおよそ2~8%程度と、ワインと比べても低いのが特徴。ライトな飲み心地で、気軽に飲むのにピッタリです。
食事と合わせて愉しめる、ナチュラルな味わい
本場ブルターニュでは、名物、そば粉のクレープ「ガレット」と楽しむことの多いシードル。リンゴの自然な甘み、旨味がたっぷりのナチュラルな味わいのシードルは、様々なお食事と好相性です。 中辛口は、グリルしたお魚やチキン、日本版ガレットならぬ、お好み焼きやたこ焼きと楽しんでも。甘口タイプは、お肉料理はもちろん、デザートやチーズと、食前にも食後にも楽しんでいただけます。ノンアルコールタイプは、お酒が苦手な方、妊娠中の方からお子様まで、皆様に美味しくお召し上がりいただけます。ぜひ冷蔵庫に常備して、普段の飾らないお料理とともに気軽にお楽しみいただきたいそんなカジュアルな1本です。
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アン・ワイナリー(長野県) 魅力溢れる城下町のオリジナルシードルの造り手
アン・ワイナリーは、2015年から信州小諸の浅間山麓で、後継者のいないリンゴ畑を引き継ぎ、オリジナルのシードルを作り続けている長野県小諸市の城下町に位置するワイナリーです。 今まで醸造を委託していましたが、2018年12月から小諸の空き家をリノベーションして、醸造所を開設。リンゴ栽培から醸造まで行っており、造り手のストーリーをまるごと味わって欲しいという思いが詰まったシードルを生み出しています。
リュード・ヴァン(長野県) 躍進を続ける注目のワイナリー
Rue de Vin[リュードヴァン]は、荒れ果てた耕作放棄地を開墾し、ブドウの苗を植えながらワインと共にある豊かな食生活のある世界を実現するために、小山英明氏によって長野県東御市に設立されたワイナリー。 自らの醸造所を持たないままでのスタートであったため、当初は委託醸造という形でヴィラデストワイナリーから初となる2007年ヴィンテージをリリース。その後、2010年には自らのワイナリーを完成させ、自社畑も徐々に広げるなど、躍進を続ける注目のワイナリーです。
ヴァル・ド・ランス(フランス ブルターニュ) 伝統的製法を守り造られる、歴史ある醸造所
"ヴァル・ド・ランス"のシードルを造る、レ・セリエ・アソシエ社は、1953年に設立された生産者組合で、500名を超える契約農家が参加しています。今日フランスに数多くあるシードルメーカーの中でも、濃縮還元果汁や砂糖を一切加えず、その年に収穫されたブルターニュ産のリンゴ100%天然果汁のみを使用するという伝統的製法を今日まで受け継いでいる醸造所です。
商品一覧
14 件
シードル・ア・ランシエンヌ・カルペ・ディエム・プレスティージュ
- ビオロジック
フランス・シラク元大統領が愛した、極上甘口シードル。有機リンゴから生み出される、絶妙な甘みとコクを備えた洗練された味わい。 詳細を見る
2.5
(2件)2018年
4,488 円
(税込)