今年もボジョレー・ヌーヴォーの季節がやってまいりました！2023年は現地レポートによると、「日照時間恵まれたおかげで、成熟した果実のフルーティーさと酸、糖がバランスよく備わった年」とのこと。収量も例年よりも少し多く、非常に有望なヴィンテージに仕上がっています。

その中でも、ひと味違うボジョレー・ヌーヴォーをお探しの方にぜひともおすすめしたいのが、日本人醸造家や有名生産者がメゾンで手掛けるボジョレー・ヌーヴォーです。今年は、毎年ご好評をいただいているルー・デュモンから、ワインラヴァー憧れの造り手、メゾン・ルロワが手掛けるボジョレー・ヌーヴォーまで、計4生産者をご用意しています。

個性豊かな味わいが愉しめる生産者のヌーヴォーはいずれも完全数量限定入荷。今年も早期完売が見込まれますので、是非お早めにご予約ください！

ボジョレーの2023年は、ボジョレーワイン委員会のフィリップ・バルデ社長が「素晴らしいヴィンテージの到来だ！」とコメントする注目の年。日照時間に恵まれたことで、ワインは高い熟度と凝縮感を備えつつ、ガメイらしい爽やかでフルーティーな味わいに仕上がることが予想されています。

冷涼な春や、夏の寒暖差、ヒョウを伴った暴風の影響により一部のエリアが被害を受けましたが、8月後半にかけて晴天が続いたことにより、ブドウは順調に成熟。例年よりも日照時間に恵まれたこともあり、収穫量は昨年をわずかに上回る結果になりました。収穫されたブドウは、しっかりと熟しつつ全体のバランス感に優れた仕上がりに。凝縮度の高い糖度を備えた2022年と同クオリティながら、さらなる果実の凝縮感を備えた味わいが期待できるヴィンテージです。

フランス全土で自然派ワインの神様的存在であった、マルセル・ラピエール氏が設立したドメーヌ。元祖自然派ドメーヌとして知られており、補糖を一切せず天然酵母のみで発酵を行うことで、ブドウ果実の力を最大限に表現しています。除草剤や化学肥料、酸化防止剤は不使用、濾過処理はせずに旨味を逃さず瓶詰め。こうしたこだわりはマルセル・ラピエール氏亡き後も、ブドウ栽培から醸造に至るまで全てを彼の近くで学んできた家族の手により厳守されているのです。

元祖自然派ドメーヌ、マルセル・ラピエールのワインに衝撃を受け、一番弟子としてワイン造りの理念を学んだジョルジュ・デコンブ。クリュ・ボジョレーの中でも力強く骨格のしっかりとしたスタイルが特徴のモルゴン村のうち、最も標高の高い区画を所有しています。冷涼な気候と日夜の温度差が激しいこの地で仕立てる彼のワインは、凝縮感のある果実味と豊かなミネラル感を備えているのが特徴。典型的なボジョレーとは一味違った、ジョルジュ・デコンブならではの濃密なワインを生み出しています。

ルー・デュモンは日本人醸造家の仲田晃司氏が設立。醸造所開設のお披露目パーティーにて、ブルゴーニュの神様と称されるアンリ・ジャイエ氏より大絶賛を受けたことを皮切りに、人気生産者の仲間入りを果たしました。そんな仲田氏のワイン造りの特徴は、日本人的、職人的と言うべき、細部まで徹底的にこだわる執念の深さ。仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。

数あるブルゴーニュのドメーヌの中でも、別格の品格と存在感を放つ名門、ルロワ。メゾン・ルロワではブルゴーニュの偉大な女神と呼ばれる現オーナーのマダム・ルロワが、自らワインの試飲を行いワインを購入した、品質の良いものだけをリリースを行っています。彼らが手掛けるボジョレー・ヌーヴォーは、砂質土壌に暖められながら成熟されたブドウを使用しており、通常のA.O.Cボジョレーよりも肉付きがしっかりした味わいになるのが特徴。ボジョレーとは思えないほどの凝縮感とエレガンスを備えています。