友人宅に招かれた際、ちょっとした手土産を準備したいもの。友人がワイン好きだったり、食事を楽しむ会なのであれば、ワインを持って行けばきっと喜んでもらえるはず。
ただ、ワインは価格も種類も様々。膨大な選択肢からワインを選ぶのは楽しくもあり一苦労でもあります。それが一緒に楽しむ相手がいる手土産となると尚更ですよね。
今回は、そんなときに知っておくと役立つ手土産ワインを選ぶポイントをご紹介します。最後にはおすすめの手土産ワインをご紹介しているので、早くおすすめワインが知りたいという方は目次からご覧ください。
手土産ワインを選ぶポイント
手土産ワインを選ぶときに考えたいのが以下7つのポイントです。これらのポイントをチェックしながら選べば、きっとピッタリのワインが見つかりますよ。
- 価格
- サイズ
- 栓
- 相手の好み
- 季節
- 料理との相性
- ラベル
それでは一つずつ詳しく確認していきましょう。
価格
種類の多いワイン。まずは価格を絞ることが大切です。相手との関係性やどういった場に持って行くかにもよりますが、手土産の相場は2,000~5,000円ほどと言われています。
カジュアルなパーティーなら2,000円前後、大切なお祝いの場なら3,000~5,000円ほどと、その場に合わせた価格帯のワインを選びましょう。
サイズ
次に考えたいのがサイズ。ワインショップで最も多く見るのは750mlのボトルです。自宅用でもプレゼントでも基本的にこのサイズを選ぶことが多いですよね。でも、手土産にするなら人数やシチュエーションに合わせていつもと違う量のワインを選んでみてはいかがでしょうか。
例えば大人数集まる賑やかなパーティーに参加するとき。倍の1,500ml入ったマグナムボトルを持って行けば、その大きい見た目に皆のテンションが上がること間違いなしです。
逆に2、3人と少人数の集まりだけど1種類だけでなく何種類かのワインを楽しみたい!というときには、ハーフボトルが丁度良いかもしれません。例えば食前用のスパークリングワイン1本と料理に合わせた赤ワイン1本、というようにハーフボトルを複数本用意すれば、少人数でも飲み残すことなく色々な味わいを楽しむことができます。
栓
手土産を選ぶ際に意外と見落としがちなのがワインの栓。
コルク栓のワインを持って行ったらオープナーがなく、開けるのに相手に手間を取らせてしまった、また開けられなかったという事態は避けたいですよね。
お呼ばれ先にオープナーがあることが分かっていれば心配はいりませんが、あるかどうかわからないときは道具を使わずに開けることができるスクリューキャップのワインや、スパークリングワインを選ぶようにしましょう。
相手の好み
ここまで決まったら、ワインの味わいについて考えましょう。もしも相手の好みが分かっているのであれば、それに合うワインを選ぶのが1番です。
また直接好みを聞いたことがなくても、過去に何を飲んでいたかを手掛かりにすることで好みに近いものを選ぶことができます。
好きな(もしくはよく飲んでいる)ワインの種類は赤、白、スパークリングのどれか、辛口か甘口かなど、できる限り情報を集めておきワインショップでソムリエに伝えて好みに近いものを選んでもらいましょう。
ですが、相手の好みが分からない場合がほとんどかと思います。そんな時は飲むシチュエーションなどを伝えてソムリエに提案してもらうのがおすすめ。また、この後にご紹介するポイントも参考にしてみてください。
季節
暑い夏にはさっぱりした料理、寒い冬には濃厚な料理が食べたくなりませんか?そんなイメージで、手土産ワインも季節に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
冬の寒さが緩み色とりどりの花が咲き乱れる春には、ソーヴィニヨン・ブランやヴィオニエを使ったアロマティックな白ワインや桜を思わせる美しい色合いのロゼワインを持って行けば、その場がより華やかな雰囲気に。
暑い夏には爽やかな酸味が特徴のリースリングやソーヴィニヨン・ブランを使った白ワインや、軽やかなロゼワイン、シュワッと弾ける泡で爽快な気分にさせてくれるスパークリングワインがピッタリ。
そして肌寒くなる秋には、冷やし過ぎずに楽しむ樽熟成したシャルドネやセミヨンなどを使ったボリューム感ある白ワイン、グルナッシュやメルロを使ったコクのある赤ワインがマッチします。
秋から更に寒さが厳しくなる冬は、冷やさずにじっくりと味わいたくなるようなカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーなど重めの赤ワインを選んでみてはいかがでしょうか。渋みが苦手な相手と楽しむならメルロがおすすめです。
料理との相性
もしお呼ばれ先で食事をするならば、料理との相性を考えてワインを選んでみましょう。
ワインと料理を合わせる簡単なコツは、「色を合わせる」こと。例えば、同じ肉でも豚肉や鶏肉など白身の肉には白ワイン、牛肉のような赤身の肉には赤ワインを合わせると上手くいきます。また、そんな食材に合わせるソースや味付けもワインとの相性を考える上でとても大切です。鶏肉でもクリームソースなら白ワイン、照り焼きなら赤ワインというように、味付けやソースの色に合わせてワインを選びましょう。
もしどんな料理が準備されているか分からない、様々な料理に合わせたいということなら、料理を選ばず楽しめるスパークリングワインを。スパークリングワインが苦手な相手なら、ロゼワインやオレンジワインがおすすめです。どちらも赤ワインと白ワインの要素を兼備しているため、幅広い料理に合わせやすいのです。
ペアリングについて詳しく知る
ラベル
ワインの顔となるラベルも、手土産を選ぶ大切なポイントの一つ。
個性的なラベルを選べば会話のきっかけにもなりパーティーが盛り上がるかもしれません。また、お呼ばれ先の相手が好きなものが描かれたラベルなら飲んだ後も飾ってもらえたりと喜んでもらえること間違いなしです。
このように相手のワインの好みやシチュエーションなどを考慮した上で、ラベルで選んでみるのもアリですよ。
手土産におすすめのワイン12選
それではここまでにご紹介したポイントを踏まえつつ、手土産におすすめのワインをご紹介します。
2,000~5,000円の価格帯のワインを、種類別で計12本厳選しました。合わせる料理やシチュエーションによって、参考にしてみてください。
赤ワイン
1. ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
ラスベリーやチェリーのような赤系果実のフレッシュな味わいが魅力。渋みが苦手な方におすすめの、やや軽めの赤ワイン。
また冷やしても渋みが際立たないため、赤ワインも冷やして楽しみたい暑い夏の屋外パーティーなどでも活躍してくれます。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
赤
エレガント&クラシック
ピュリニー・モンラッシェ最高の造り手が手掛ける、正統派ブルゴーニュ・ルージュ。フレッシュな果実味と柔らかな酸が魅力。 詳細を見る
4.1
(41件)2019年
3,960 円
(税込)
2. アルトス・イベリコス・クリアンサ
凝縮した果実味とスパイシーさが魅力の赤ワイン。
ステーキやハンバーグ、照り焼きチキンなど幅広いお肉料理に合うため、がっつりと肉料理を楽しむパーティーの手土産におすすめ。華やかなラベルも楽しい気分にさせてくれます。
3. ヴィントナーズ・リザーヴ カベルネ・ソーヴィニヨン
濃厚な赤ワインならこちら。飲み応えはしっかりありますがタンニンは柔らかいため飲み心地が良く、食事と楽しむのはもちろん、食後に友人とゆっくり語らいながらチーズやドライフルーツなどと一緒に楽しむのにもピッタリです。
ヴィントナーズ・リザーヴ・カベルネ・ソーヴィニヨン
赤
リッチ&グラマー
幅広いラインナップを手掛ける、カリフォルニアのワイナリーが造る、エレガントでジューシーなカベルネ・ソーヴィニヨン。 詳細を見る
4.3
(71件)2021年
4,290 円
(税込)
白ワイン
1. ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン
ハーブやレモンの香りに、フレッシュで清涼感ある味わい。
スクリューキャップのため開ける手間いらず!友人とわいわい楽しむホームパーティーなど、気軽に飲みたいときに。
ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン
白
アロマティック&ピュア
シャトー・ムートン・ロスチャイルドの精神を受け継ぐ、ムートン直系のブランドワイン。瑞々しい果実味と清涼感溢れる白ワイン。 詳細を見る
4.0
(39件)2022年
1,925 円
(税込)
2. ヴィーニャ・ジジ・シャルドネ
テーブルの主役になるような、おしゃれなラベルが注目を集める白ワイン。
トロピカルフルーツを思わせる果実味とバターのような甘みとコクがあり、ゆっくりと楽しみたいディナータイムの集まりにおすすめ。
3. パラディース・リースリング・ファインヘルプ
やや辛口でアルコール度数は10.5%と控えめの白ワイン。ラベルに描かれた寝転がったオオカミのようにリラックスできる、ほんのりした甘みが魅力の1本です。
またスクリューキャップで開けるのも簡単。ワイン初心者への手土産にピッタリです!
パラディース・リースリング・ファインヘルプ
白
アロマティック&ピュア
モーゼルリースリングのスペシャリストが造る、日々のお食事との合わせやすいデイリーシリーズ。ほのかな甘みと酸のバランスが絶妙なやや辛口。 詳細を見る
4.2
(21件)2020年
2,420 円
(税込)
スパークリングワイン
1. セラー・セレクション・スパークリング・ソーヴィニヨン・ブラン
レモンやライムなど柑橘系果実を思わせるフレッシュな味わい。バーベキューなど昼間に屋外で楽しみたくなるようなキリッと清々しい1本です。
セラー・セレクション・スパークリング・ソーヴィニヨン・ブラン
泡
フルーティー&バランス
【サクラアワード2023にてゴールド受賞!】日本で一番売れているニュージーランドワインブランド、シレーニが手掛けるスパークリングワイン。フレッシュかつクリ 詳細を見る
4.2
(74件)2,640 円
(税込)
2. マルケーゼ・アンティノリ フランチャコルタ・キュヴェ・ロワイヤル
シャンパーニュより手頃ながら、シャンパーニュ以上とも言える厳しい規定で手間暇かけられて造られる辛口スパークリングワイン。
バランスに優れており食前酒としても食中酒としても活躍します。ギフトボックス付きでお祝いの場への手土産にもおすすめ。
3. カルテット・アンダーソン・ヴァレー ブリュット
シャンパーニュメゾン、ルイ・ロデレールが手掛けるカリフォルニア産スパークリングワイン。
5千円以下ながらまるでシャンパーニュのようなリッチな味わいを楽しめます。特別なお祝いパーティーの乾杯に!
カルテット・アンダーソン・ヴァレー ブリュット
泡
エレガント&コンプレックス
『シャンパーニュ超え』と呼び声高いクオリティを誇る1本。ルイ・ロデレールがカリフォルニアで手掛けるエレガントなスパークリング。 詳細を見る
4.6
(138件)5,500 円
(税込)
JS 94
ロゼワイン
1. ジンガリ・ロザート
軽やかな口当たりのロゼワイン。
美しい色合いと、白桃やチェリー、白コショウを思わせる爽やかな香りが暖かい春のお花見パーティーにピッタリ。ラベルも華やかで明るい気分に。
2. ロサード・カベルネ・ソーヴィニヨン
鮮やかな濃い赤色が印象的なロゼワイン。
イチゴやフランボワーズのような赤系果実のしっかりした味わいで、辛みの効いた濃い味付けの料理にもよく合います。中華料理や韓国料理を楽しむパーティーに!
オレンジワイン
1. オレンジ・ゴールド
名前からも華やかで元気なイメージが伝わるこちらは、アプリコットや金木犀、紅茶のような複雑な香りに、いきいきとした酸味とボリュームある果実味のバランスが良いオレンジワイン。
第4のワインと呼ばれ注目を集めているオレンジワインは、流行に敏感な友人に贈れば喜んでもらえること間違いなし。
また和洋中幅広く合わせられるフードフレンドリーさは、色々な料理が並ぶホームパーティーでも活躍しますよ。
ワインを手土産に持って行くときのポイント
無事ワインが決定したらあとは持って行くだけ…ですが、気を抜かずに当日スムーズに楽しめるように以下の準備をしておきましょう。
- 冷やして飲むワインは事前に冷やしておく
- 念のためワインオープナーを持参する
冷やして飲むワインは事前に冷やしておく
白ワインやスパークリングワインは常温から適温にまで冷やすのに冷蔵庫で2~4時間もの時間がかかります。
ワインクーラーがあれば氷水に浸けて15~20分程度で冷やすことができますが、お呼ばれ先で手間をかけてしまうのを避けるため事前にしっかり冷やして持って行きましょう。前日から冷蔵庫に入れておけば当日も慌てることなく安心です。
そして当日の持ち運びには保冷機能が付いたバッグを使用するのがおすすめ。特に暑い夏はせっかく冷やしたワインも目的地まで運ぶ間に、あっという間にぬるくなってしまいます。
そのため保冷バッグにさらに保冷剤を入れるなどして温度上昇を最小限に抑え、到着後すぐにでも楽しめるようにしましょう。
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4.7
(16件)1,650 円
(税込)
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4.7
(16件)1,980 円
(税込)
念のためワインオープナーを持参する
手土産ワインを選ぶポイントでも触れましたが、オープナーがあると思ってコルク栓のワインを持って行ったらなかった!ということにならないように、コルク栓のワインを持って行く場合は念のため自身のものを持参するのが安心です。
ワインオープナー商品一覧
まとめ
突然のお誘いでも、相手のワインの好みが分からなくても、もう焦る必要はありません。
今回ご紹介したポイントを参考にすれば、きっと一緒に楽しむ相手やその場にピッタリのワインを選ぶことができますよ。
美味しいワインを準備して、友人や家族と楽しい時間をお過ごしください!