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ワインショップ・エノテカ大名古屋ビルヂング店
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松永 敦
当店のショップブログをご覧いただきましてありがとうございます。大名古屋ビルヂング店の松永です。早いことに2025年になりもう1か月が過ぎましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。さて、今回は2月9日(日)に特別企画として行います、「チリワイン」試飲販売会のご案内と、毎週開催の週末スペシャルテイスティングのご案内です。
試飲販売会では実際にワインを味わってから購入することができますので、この機会に是非お気に入りのワインを見つけてみてはいかがでしょうか。そして、週末スペシャルテイスティングはエネルギッシュなブラン・ド・ノワールのシャンパ―ニュから始まり、旨味が豊富なソーテルヌの甘口貴腐ワイン。南ローヌはグルナッシュで造られるスパイシーで華やかなジゴンダス。そしてブルゴーニュの白ワインの名手、ドメーヌ・ルフレーヴのネゴシアンルフレーヴ・エ・アソシエ。とバラエティーに富んだラインナップとなっておりますので是非ともご参加下さいませ。
高コストパフォーマンスを誇り、豊富な日照量で果実味たっぷりのチリワイン。
当店では、2月9日(日)に限り、チリワイン8種類(白泡1種、白2種、赤5種)の試飲販売会を開催します。
ボトル1本以上の購入が参加条件になりますが、以下の案内の8種類がテイスティングできるお得なイベントです。
当店ソムリエスタッフもサポート致しますのでワイン選びで失敗したくないという方や色々飲み比べてワインを選びたいお客様は是非ともご参加お待ちしております。
開催日:2月9日(日)
1部:14:00~15:00
2部:15:30~16:30
3部:17:00~18:00
※各部 定員8名
参加費:無料 ※ご予約優先
※ボトル一本以上のご購入が参加条件になります。
ブラン・ド・ノワールとは黒ブドウのみを使用したスパークリングを指します。品種は主にピノ・ノワールとピノ・ムニエを用いて造られるため、そのブレンド比率によっても味わいの個性を表現しやすいシャンパーニュです。また、今回ご提供いたします3種類はピノ・ノワールの銘醸地として有名なアイ村、アンボネイ村に加え、北限地域で非常に冷涼なトリニー村のシャンパーニュもご用意いたしました。各シャンパーニュの個性を是非とも比較してお楽しみください。
① NV マキシム・ブラン ノ・モマン・カルト・ブランシュ / マキシムブラン
マキシム・ブランはランス北西、サン・ティエリー山脈の南側麓、ランス平原を見下ろすトリニー村に位置するドメーヌです。シャンパーニュ地方の中でもさらに北限の栽培エリアということもあり、、ミネラル感が豊富で繊細な味わいのシャンパーニュが造られています。こちらのノ・モマン・カルト・ブランシュはピノ・ムニエ80%に、ピノ・ノワールを20%で造られています。トリニーの畑でとれた高品質なブドウを使用し、ピノ・ムニエが繊細な柔らかさを、ピノ・ノワールが豊潤なコクと果実味を与えています。
② NV ポール・デテュンヌ ブラン・ド・ノワール / ポール・デテュンヌ
ピノ・ノワールの聖地とも呼ばれるアンボネイ村に拠点があるポール・デテュンヌ。こちらの銘柄もアンボネイのグラン・クリュの畑のピノ・ノワールを100%使用した贅沢な一本。ピノ・ノワールのコクと強さがあり、赤系果実のコンフィやハチミツ、アプリコットやドライフルーツの甘い香りに加え、オーク樽からくるバニラやナッツ、トリュフなどの複雑な芳香をご堪能いただけます。フレッシュな味わいながら余韻にシェリーのような熟成感もあり、ポール・デテュンヌの真髄である個性の表現とテロワールが見事に融合した芸術的ともいえるシャンパーニュです。
③ NV アンリ・ジロー オマージュ・オー・ピノ・ノワール / アンリ・ジロー
かつては幻のシャンパーニュ・メゾンとも言われていたアイ村に拠点を置く、アンリ・ジロー。こちらのキュヴェはアンリ・ジローが【原点回帰】をテーマに取り組んだピノ・ノワール100%で造られるシャンパーニュとなります。ピノ・ノワールは収穫時期になると果皮表面に金色の粉が輝く事から、プチ・ドレ(「金色の、金箔を貼った」の意)と呼ばれ、キリストが最後の晩餐で使った聖杯に選ばれたブドウとして栄誉が与えられていました。そこでアンリ・ジローは「ピノ・ノワールに敬意を捧げる」という意味を込めてこちらのシャンパーニュをオマージュ・オー・ピノ・ノワールと名付けリリース。その味わいは良く熟したピノ・ノワールの旨味が口いっぱいに広がり、後からしっかりとしたミネラル感が感じられる、エレガントなスタイルに仕上がっています。
世界三大甘口ワインの代表と言えばソーテルヌの貴腐ワインをご存じでしょうか。貴腐ワインとはボトリティス・シネレア菌というカビ菌が、ブドウの果皮から水分を蒸発させることでできる、濃縮したエキスのブドウだけを使い造られた極甘口のワインを指します。言葉だけだとカビをつけるだけなので簡単そうに聞こえますが、このカビは果実、花弁、葉、茎を腐らせる灰色カビ病として知られている菌であり、その生育には限定的な気候条件が必要となります。ソーテルヌでは朝には霧が発生し菌が生育しやすい湿度と温度となりますが、午後からは一転して快晴となり、ブドウの水分の蒸発を促すことで健全なブドウが造られます。そしてブドウの樹1本からは約1本分のワインしか作ることが出来ず、その稀少性から高価な甘口ワインとして不動の地位を確立しています。
2021 シャトー・リューセック / ソーテルヌ
甘口ワインの聖地、「ソーテルヌ」でシャトー・ラフィット・ロスチャイルドが所有する貴腐ワインであるシャトー・リューセック。こちらの貴腐ワインのブドウが造られる区画は、あの甘口ワインの王、シャトー・ディケムと隣接しており、貴腐ブドウを造るには大変適したテロワールを有しております。ディケムとの大きな違いは品種構成がセミヨンとソーヴィニヨン・ブランの他にミュスカデルをブレンドしている為、深みのある白い花の香りが特徴的です。今回は貴腐ワインと相性の良いゴルゴンゾーラチーズと共に提供いたします。とろけるような濃厚な旨味を是非ともご体感ください。
ゴルゴンゾーラ・ピカンテ
「ゴルゴンゾーラ」の名前は、北イタリア ロンバルディア州ゴルゴンゾーラ村に由来します。全体は淡いクリーム色で緑がかった青かびがチーズ全体に広がっています。
食感は柔らかくねっとりとしていて濃厚。青かびのピリッとした刺激や塩辛さがありますが、ナッツのような独特な風味も楽しめます。ゴルゴンゾーラにはイタリア語で辛口という意味で、「ピカンテ」と柔らかくクリーミーな「ドルチェ」の二つがあります。ブルーチーズと蜂蜜は相性が良いですが、ソーテルヌのような甘口ワインとも素晴らしいマリアージュになります。
ジゴンダスという地域は南ローヌで有名なシャトー・ヌフ・デュ・パプから20kmしか離れていない場所にあります。ジゴンダスという名はラテン語で「喜び」や「楽しみ」を意味する「jocunditas」からきており、かつてローマ軍兵士達の遊交地であったことが由来と言われています。主要品種はグルナッシュで、補助品種にシラー、ムール・ヴェードルが用いられます。主にグルナッシュの力強く濃厚なアロマが魅力的ですが、シャトー・ヌフ・デュ・パプよりも冷涼な環境とダンテル・ド・モンミライユという山の裾野に広がる石灰質の土壌から、程よい酸と繊細さを兼ね備えた上品でバランスの良いワインが生産されています。
① 2021 ジゴンダス ラ・コリーヌ / ドメーヌ・デ・ボスケ
こちらのラ・コリンヌは、標高350mに位置する日当たりが良い区画で育つ、樹齢約50年の古樹が使われています。品種はグルナッシュが主体ではありますが、昔の名残で一部別品種が混植されている為、単一品種ではありません。しっかりとしたストラクチャーを持ちながらも、フレッシュな果実味が魅力のワインです。
② 2021 ジゴンダス・レ・ロッシュ / ドメーヌ・デ・ボスケ
こちらのレ・ロッシュは、ボスケが所有する畑のなかで最も晩熟の区画。北向きで風が強く、丘の陰に位置しており、石灰岩のある泥灰質土壌では、古樹のシラーが育てられています。シラー100%で造られるこちらのワインは柔らかい口当たりとしっかりとしたタンニンを備えたジゴンダスです。
③ 2021 ジゴンダス・レ・ルート / ドメーヌ・デ・ボスケ
こちらのレ・ルートは、ジゴンダスの平地に植えられたプティ・シラーで仕立てるワイン。年間生産量は約2,400本と少ない稀少キュヴェです。風が強いため、小粒のブドウが結実。プティ・シラーは南仏のシラー種とプールサン種の交配品種ではありますが、現在ではその殆どはカリフォルニア州で栽培され、ジンファンデルと並んで州を代表する品種になっております。プティ・シラーのワインは色が濃く、強いタンニンが特徴的です。こちらのレ・ルートもその力強いタンニンと濃厚な果実味は健在で、熟成ポテンシャルを感じさせる1本となっております。
ルフレーヴ・エ・アソシエは偉大な白ワインの生産者ドメーヌ・ルフレーヴのネゴシアンブランド(買いブドウによって造られるワイン)。ドメーヌ・ルフレーヴは2006年7月のデキャンター誌の「世界の白ワイン生産者Top10」において見事1位を獲得してから、今日に至るまで白ワインの生産者の頂点に立つワイナリーの一つです。ルフレーヴ家は1580年から続く名門ですが1994年にアンヌ・クロードが経営を始めてから、当時はまだ新しい考え方であったビオディナミ農法を取り入れ、高い品質のブドウを生産することで不動の地位を確立しました。ルフレーヴ・エ・アソシエも買いブドウとは言っても、栽培からドメーヌ・ルフレーヴのスタッフが携わり、ビオディナミ農法も採用されているため、遺憾なくドメーヌ・ルフレーヴの哲学を実感いただけます。是非とも世界で最高峰の白ワインの一端を味わってみてはいかがでしょうか。
① 2022 ブルゴーニュ・ブラン / ルフレーヴ・エ・アソシエ
アぺラシオンこそブルゴーニュですが、実はピュリニー・モンラッシェ村の5つのコミューンのリュ―・ディーのブドウで造られている贅沢なキュヴェです。ビオディナミによる栽培がおこなわれ、ドメーヌ・ルフレーヴの哲学を堪能できる1本となっており、ピュリニー・モンラッシェを名乗っても不思議ではない程のミネラル感と果実味の味わいの複雑さに富んだ仕上がりとなっております。
② 2022 オーセイ・デュレス / ルフレーヴ・エ・アソシエ
こちらはオーセイ・デュレスのシャルドネを100%使用して造られた白ワイン。オーセイ・デュレスはコート・ド・ボーヌからオート・コートへ続く谷の境界、モンテリの南西部に位置し、ムルソーにも接するアペラシオンです。エレガントで香り高く、味わいは豊かな果実味とコクを備え、ミネラリーな余韻が広がる長期熟成型のワインが造られています。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。