まず知っておきたい4大ワイン新興国講座
目次
03. オーストラリア
オーストラリアは全体的に温暖から高温な気候ですが、海岸沿いの産地では海風によって、内陸部の産地では標高によって、暑さが和らぐため、こうした条件を備えた大陸の南側にワイン産地が集中しています。
土地も広大であり、ワイン生産量は世界第5位(※)であり、イタリア、フランス、スペイン、アメリカに次ぐ、ワイン大国です。
温暖なオーストラリアのワインは、一般的にしっかりとした果実味を持ち、赤・白ワインともにジューシーで飲みやすいものが多いです。
そんなオーストラリアを代表するブドウ品種は黒ブドウのシラーズです。
フランスをはじめ多くの国ではシラーと呼ばれますが、オーストラリアではシラーズと呼ばれています。
オーストラリア国内最大の栽培面積を誇り、造られるワインは、一般的に黒こしょうやユーカリのような香りに、熟したブラックベリーやブラックチェリーのようなしっかりとした果実味が感じられるものが多いです。
また、オーストラリアでは2000年にスクリューキャップを採用するワイナリーが複数現れ、そのことは世界にスクリューキャップのワインが広まるきっかけとなりました。
そのため、オーストラリアのワインにはスクリューキャップのものが大半を占めています。
※ 2020年実績。O.I.V.の発表による。
オーストラリアを代表する産地として挙げられるのは「南オーストラリア州」です。
国内で第1位のワインの生産量を誇り、ブドウの収穫量は国全体の半分近くと、オーストラリアにおけるワイン造りの代名詞といえる産地です。
その州の中でも特に「バロッサ・ヴァレー」という産地は、栽培されるブドウの約半数をシラーズが占め、オーストラリアのシラーズを代表する産地です。
■ワインの生産量
・世界におけるワイン生産量
第5位(2020年実績)
■代表的なブドウ品種
・黒ブドウ:シラーズ
■代表的なワイン産地
【南オーストラリア州】
・バロッサ・ヴァレー
主なブドウ品種:シラーズ
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。
妊娠中及び授乳中の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
ほどよく、楽しく、良いお酒。のんだあとはリサイクル。