まず知っておきたい4大ワイン新興国講座


概要

オーストラリアは全体的に温暖から高温な気候ですが、海岸沿いの産地では海風によって、内陸部の産地では標高によって、暑さが和らぐため、こうした条件を備えた大陸の南側にワイン産地が集中しています。


土地も広大であり、ワイン生産量は世界第5位(※)であり、イタリア、フランス、スペイン、アメリカに次ぐ、ワイン大国です。

温暖なオーストラリアのワインは、一般的にしっかりとした果実味を持ち、赤・白ワインともにジューシーで飲みやすいものが多いです。


そんなオーストラリアを代表するブドウ品種は黒ブドウのシラーズです。

フランスをはじめ多くの国ではシラーと呼ばれますが、オーストラリアではシラーズと呼ばれています。


オーストラリア国内最大の栽培面積を誇り、造られるワインは、一般的に黒こしょうやユーカリのような香りに、熟したブラックベリーやブラックチェリーのようなしっかりとした果実味が感じられるものが多いです。


また、オーストラリアでは2000年にスクリューキャップを採用するワイナリーが複数現れ、そのことは世界にスクリューキャップのワインが広まるきっかけとなりました。

そのため、オーストラリアのワインにはスクリューキャップのものが大半を占めています。


※ 2020年実績。O.I.V.の発表による。

代表的な産地

オーストラリアを代表する産地として挙げられるのは「南オーストラリア州」です。

国内で第1位のワインの生産量を誇り、ブドウの収穫量は国全体の半分近くと、オーストラリアにおけるワイン造りの代名詞といえる産地です。

その州の中でも特に「バロッサ・ヴァレー」という産地は、栽培されるブドウの約半数をシラーズが占め、オーストラリアのシラーズを代表する産地です。

まとめ

■ワインの生産量

・世界におけるワイン生産量

 第5位(2020年実績)


■代表的なブドウ品種

・黒ブドウ:シラーズ


■代表的なワイン産地

【南オーストラリア州】

・バロッサ・ヴァレー

 主なブドウ品種:シラーズ

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