ジューシーな味わいが魅力のコート・デュ・ローヌ

ローヌ地方は、フランスの中でもボルドーに次ぐ生産量を誇り、南フランスを代表する生産地です。地中海に注ぐローヌ河に沿って数々の銘醸地が連なりますが、この中でローヌ全域を指す地方名アペラシオンとして存在するのが、AOC.コート・デュ・ローヌ。その魅力は、お手頃な価格で優れた名品を見つけることができることです。凝縮した果実味とほのかなスパイスの風味、ローヌらしいコクのある濃厚な味わいを若いうちから気軽に楽しむことできます。

こちらのページでは、コート・デュ・ローヌのおススメ6銘柄をご紹介！手に取りやすい価格ながら、ローヌワインの美味しさを存分に楽しめる驚くべきクオリティを誇っています。是非この機会にローヌのワインの魅力をご堪能ください。

コスパ抜群！コート・デュ・ローヌの魅力
ブレンドすることで生まれる複雑でバランスの取れたスタイル
ローヌワインの魅力溢れるコスパに優れた6銘柄
- おススメの赤ワイン
- おススメの白ワイン

コスパ抜群！コート・デュ・ローヌの魅力

南フランスを代表する生産地であるローヌ。フランスの中でもボルドーに次ぐ生産量を誇り、地中海に注ぐローヌ河に沿って数々の銘醸地が連なります。北部と南部に大きく分かれており、北部ではAOC.コート・ロティやAOC.エルミタージュ、南部ではAOC.シャトーヌフ・デュ・パプが有名な銘醸地です。

その中で、AOC.コート・デュ・ローヌは、ローヌ全域を指す地方名アペラシオンで、ローヌ全体のワイン生産量の約半分を占めています。ここではコストパフォーマンスに優れた名品を見つけることができるのが魅力。特にローヌを代表する生産者が手掛けるAOC.コート・デュ・ローヌのワインの品質は高品質なものが数多あります。

中には生産者のトップキュヴェを輩出する畑で育つ若樹のブドウを使用したり、AOC.コート・デュ・ローヌ専用の畑のブドウを用いて造られることもあり、それが高品質なワインができる所以となっています。普段は手が届かないトップ生産者のワインですが、生産者のエッセンスを手軽に楽しめるのがAOC.コート・デュ・ローヌなのです。

ブレンドすることで生まれる複雑でバランスの取れたスタイル

AOC.コート・デュ・ローヌのもう一つの魅力はブレンドすることで楽しめる、バランスに優れた味わい。これは、ローヌ全域が対象だからこそできる造り方だと言えます。ローヌ地方の主なブドウ品種は、黒ブドウ品種でシラー種やグルナッシュ種、白ブドウ品種でヴィオニエ種やマルサンヌ種、ルーサンヌ種など。シラー種はAOC.コート・ロティで知られる品種で、ワインにスパイシーな風味、そして凝縮感のある味わいをもたらします。

グルナッシュ種は、シラー種などとブレンドされる品種。口当たりは力強くも、酸やタンニンは穏やか、豊潤な果実味が魅力のワインに仕上がります。ヴィオニエ種は、AOC.コンドリューに用いられる高級白ワイン用の品種。ピーチやアプリコットなどの華やかな香りと厚みのある味わいが特徴です。

また、マルサンヌ種とルーサンヌ種はブレンドでされることの多い品種。マルサンヌ種はボディを、ルーサンヌ種はハチミツや洋ナシといった甘い芳醇なアロマやスパイスの風味をワインに与えます。

ジェームス・サックリングはコート・デュ・ローヌの赤ワインを「このアペラシオンは軽視されがちだがフランスの宝石であり、最高の状態では赤や黒系果実のアロマと豊かなスパイスのニュアンスが混ざった風味を楽しめる」と評価。AOC.コート・デュ・ローヌは評価誌でも注目されている、上質なワインが多く造られているアペラシオンなのです。