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ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
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このショップのスタッフレビュー
川島
こんにちは、名前を呼ぶと返事をする猫を飼っている船橋東武店の川島です。名前だけでなく、テレビやスマホを見ながらの「かわいい~」にも反応するので、「(猫の名前)ちゃん、かわいいですね~」をフルネームだと思っているのかもしれません。
さて、スタッフブログ第4話のテーマは、「私の推し品種<白ブドウ編>」
「推し活」という言葉が一般的になりつつある今日この頃。俳優、アイドル、歌手、動画投稿者、動物園……推しの対象は星の数ほどあれど、エノテカスタッフに聞くならこれでしょう!ということで、船橋東武店スタッフへインタビューを実施しました。
当初、店内で撮影したおすすめワインの写真を載せつつ、解説を載せていこうと考えていたのですが、皆が挙げてくれたワイン在庫が……ない。どれもないぞ、どうしよう!
またもや文字ばかりのブログになってしまって恐縮ですが、エノテカオンラインのURLを引用しつつ、船橋東武店メンバーの推し品種をご紹介していきます。
<黒ブドウ編>はこちら
まずは私、川島の推しから!
■推しポイント
ブレンドされることで作り出される複雑味がすごい! ヴィオニエがブレンドされているワインを一口飲んだだけで、「あ、これ、ヴィオニエ入ってる!」と分かる存在感ながらも、決してヴィオニエだけの味にならない、主役と名脇役を両方同時にこなすような万能感が最大の魅力だと思っています。
産地や生産者によって表情をガラリと変えるのも大変興味深く、ヴィオニエが使用されたワインと出会う度に、ついつい購入してしまいます。
一般的に長期熟成に向かない品種だと言われていますが、(収穫年から)10年後に空けると一体変化するのか試したいあまり、先日「コンドリュー ラ・ボネット(ルネ・ロスタン/フランス 北ローヌ/白 辛口)」を購入しました。実験結果やいかに!? 今から楽しみで仕方ありません。
■推しが一番楽しめるおすすめワイン
コート・デュ・ローヌ・レ・ベック・ファン・ブラン(タルデュー・ローラン/フランス 南ローヌ/白 辛口)
[ヴィオニエとは?]
フランス・ローヌ地方を中心として、世界的に温暖なエリアで栽培されるブドウ。稀に熟成能力のあるワインにもなりますが、一般的には華やかな香りを若いうちから楽しむ早飲みタイプが主流です。生産者によっては、収穫を遅くし甘口ワインを生産している場合も。
■主な栽培地域:フランス(ローヌ、ラングドック地方)、アメリカなど
■香り:白桃やアプリコット、オレンジなどの甘いフルーツの香り、ジャスミンやキンモクセイのようなフローラルな香り
■味わい:酸味が穏やかで厚みがあり、リッチで肉付きの良い果実感が魅力。産地や生産者によってスタイルはやや異なるものの、香り・味わい共に華やかで、濃厚な味わいの特徴は共通しています。
もっとヴィオニエを知りたい!
続いて、船橋東武店メンバーの推しをご紹介。
スタッフ名は、ハンドルネームにて失礼します。
■推しポイント
ソアヴェ(ソアヴェ地区で栽培されたガルガーネガ種から造られる白ワイン)を飲んで「ワインって美味しい!」と感動。もっとワインのことを知りたくなり、エノテカへと入社しました。
■推しが一番楽しめるおすすめワイン
ソアヴェ(アレグリーニ/イタリア ヴェネト/白 辛口)
[ガルガーネガとは?]
イタリアで古くから造られている重要品種のひとつで、高品質なものは熟成も可能。
ソアヴェのほとんどはフレッシュな辛口の造りがほとんどですが、ソアヴェDOC(イタリアワインのルール)発泡や、陰干しして造る甘口ワインもあります。
■主な栽培地域:イタリア(ヴェネト、シチリア)
■香り:フレッシュな柑橘系果実、干し草、白い花など
■味わい:リンゴのような果実感とミネラル感が魅力。清涼感のある酸味と後味のほのかな苦味のバランスが良く、フードフレンドリーな白ワインが多いです。
ガルガーネガをもっと知りたい!
■推しポイント
疲れた時にはモスカートが一番。微発泡で柔らかな甘さが身体中に染みわたり、癒されること間違いなし。甘いものがお好みの方には、フルーツケーキを合わせていただきたいです。
■推しが一番楽しめるおすすめワイン
モスカート・ダスティ(マッソリーノ/イタリア ピエモンテ/発泡白 甘口)
[モスカートとは?]
ワインの原料としたけではなく、生食も可能。モスカートはマスカットの別名で、一般的にモスカートと言えばイタリアで栽培されているモスカート系のブドウ全て(白ブドウだけでなく、黒ブドウもあります)を指します。産地によって多様な味わいも魅力のひとつです。
■主な栽培地域(=その産地での名称):イタリア(ピエモンテ)、フランス(アルザス、ルーション)=ミュスカ、スペイン=モスカテル、オーストラリア
□イタリア:モスカート・ビアンコが主流。スパークリングワインのアスティ・スプマンテ、微発泡ワインのモスカート・ダスティ、スティルワインのヴェンデンミア・タルディーヴァがあり、いずれも香り高い甘口が魅力です。
□フランス(アルザス):白い花やメロン、桃、洋梨のような果実の華やかな香りと、爽やかな酸が特徴の辛口のワイン。
□フランス(ルーション):天然の甘口ワインが有名。アロマティックな香りと、芳醇でトロリとした口当たりのリッチなデザートワイン。
□スペイン:アンダルシア地方のモスカテルを遅摘み、または天日干しすることで糖度を高め、果汁に酒精強化をしてブドウ本来の糖度を残した極甘口のシェリーが有名。エノテカではトーレスがモスカテルとゲヴュルツトラミネールで造る「ヴィーニャ・エスメラルダ(下記URL参照)」が人気。
□オーストラリア:南東部のヴィクトリア州にあるラザグレンは酒精強化ワインの産地で、マスカットから造られる濃厚な甘口ワインが有名。
モスカートをもっと知りたい!
■推しポイント
酸味とミネラルのバランスが良く、ずっと飲んでいられるようなワインが多いのが魅力。特に夏は、必ず常備しておきたいワインのひとつです。
■推しが一番楽しめるおすすめワイン
グリフォ・デル・クアルタロ ガヴィ・ディ・ガヴィ(エンリコ・セラフィーノ/イタリア ピエモンテ/白 辛口)
[コルテーゼとは?]
1980年代に酸味ばかりが際立った低品質なワインが出回り、一時人気が低迷したことも。近年は若手醸造家が注力し、人気が復活しつつあります。高品質なものはミネラル感もあり、熟成も可能。
■主な栽培地域:イタリア(ピエモンテ、ロンバルディア、ヴェネト)
■香り:レモン、白い花、ハーブ
■味わい: 高い酸味が楽しめるフレッシュな辛口
コルテーゼをもっと知りたい!
■推しポイント
□ゴン … 親しみやすい味わいがお料理にも合わせやすく、気軽に楽しめるワインが多いところが、ピノ・グリの魅力だと思っています。
□遠藤 … 瑞々しい果実味とミネラル感が楽しめるワインが多く、飽きがこない、エンドレスに飲めるところも魅力のひとつです。
■推しが一番楽しめるおすすめワイン
□ゴン … ピノ・グリ・レゼルヴ(トリンバック/フランス アルザス/白 辛口)
□遠藤 … サンタ・クリスティーナ・ピノ・グリージョ(サンタ・クリスティーナ/イタリア フリウリ他/白 辛口)
[ピノ・グリ(ピノ・グリージョ)とは?]
黒ブドウであるピノ・ノワールのクローン(突然変異種)で、イタリアではピノ・グリージョとも呼ばれています。早めに収穫をしたフレッシュな辛口のワインから、遅摘みの甘口ワインまで、味わいは様々。
■主な栽培地域(=その産地での名称):フランス(アルザス)、イタリア(フリウリ)=ピノ・グリージョ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド
□フランス(アルザス):リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネールと並んでアルザスの高貴品種の一つ。杏やトロピカルフルーツのような芳醇な香り、柔らかな酸味とコク、長い余韻が特徴。山に守られ降雨量が少ない地域では遅摘みで甘口ワインを造ることも。
□イタリア(フリウリ):ステンレスタンクで熟成させ、柑橘系のフレッシュな酸味が特徴のキレのよいカジュアルな辛口ワインが主流。近年では一部の生産者が、オレンジワインも手掛けるようになってきました。
ピノ・グリをもっと知りたい!
船橋東武店スタッフの“推し品種<白ブドウ編>”、いかがでしたか?
気になるブドウ、聞いたことのないブドウがありましたら、ぜひ試してみてくださいね!
“推し品種<黒ブドウ編>”もただいま準備中、近日公開予定です。
どうぞお楽しみに!
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