主な食材別ワインの合わせ方講座


魚介と合わせる

次は魚介を素材に使った料理との組み合わせを考えます。


最初に魚介を分類しましょう。主な種類では「白身魚」「赤身魚」「貝類」「イカ、タコ、甲殻類」が挙げられます。

基本的には「色」を意識しつつ、白身魚(タイやヒラメなど)はさっぱりとした味わいのため、すっきりしたスパークリングワインや白ワインを、赤身魚(マグロ、カツオ)は脂も旨味も強いため、ロゼワインや軽めの赤ワインを、貝類はじめイカ、タコ、甲殻類にはミネラル感が感じられるすっきりした白ワインが合わせやすいです。


また、肉の時と同様で、ペアリングの質を向上させるために「魚介の種類」に加えて、さらに注目いただきたいのは「味付け」です。

例えば、白身魚として、白身魚のムニエルを単にバターソースで食べる際には樽熟成した白ワインと合わせると美味しいですが、醤油バターソースに変更するとロゼワインや軽めの赤ワインまで合わせられます。

例えば、貝類として、ムール貝の白ワイン蒸しの場合は冷涼な産地のすっきりとしたシャルドネやドイツのリースリング、ムール貝のバターソテーの場合は温暖な産地の樽熟成したチリのシャルドネを合わせてみましょう。

例えば、イカ、タコとして、塩とレモンで食べるイカやタコのお刺身にはすっきりとしたシャルドネやドイツのリースリングを、イカやタコのアヒージョの場合には、オリーブオイルの風味やにんにくのしっかりとした風味がするため、温暖な地域のチリやアメリカの果実味豊富なシャルドネを合わせてみましょう。


このようにまずは素材の「魚介の種類」に注目しつつ、最終的にはその魚介の「味付け」まで考えると、様々な魚介料理に合ったワインを考えやすくなります。

まとめ

・魚介系の料理とワインを合わせる際は「魚介の種類」「味付け」を意識する

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