主な食材別ワインの合わせ方講座


野菜と合わせる

次は野菜を素材に使った料理との組み合わせを考えます。


野菜は風味が繊細だったり、グリーンな風味を持つものが多いため、基本的にはすっきりした白ワインやスパークリングワインと合わせるのが無難です。


しかし、もう少し踏み込んで考える場合は、野菜の「素材の風味」に注目してみましょう。

例えば、グリーンな風味がする野菜として、ピーマン、ほうれん草、ねぎ、小松菜、アスパラガスなどが挙げられますが、このような野菜には同じくハーブのような香りや風味がするフランスのロワールやニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランと合わせやすいです。


例えば、苦味を感じる野菜として、ごぼう、ビーツ、かぶなどが挙げられますが、このような野菜にはブドウの果皮由来の同じく苦みが感じられるロゼワインやオレンジワインと合わせやすいです。


例えば、甘みが感じられる野菜として、かぼちゃ、さつまいも、とうもろこしなどが挙げられますが、このような野菜には辛口ながらも同じくほのかな甘味を感じられる果実味豊かな温暖地域のシャルドネと合わせやすいです。

さらに、肉と魚の時と同様で「味付け」にも注目するとワインと合わせやすくなります。


例えば、塩を効かせた「塩漬けキャベツ」や「塩茹でした枝豆」などには、すっきりした白ワインが合わせやすいです。


例えば、醤油を使った料理の「醤油ベースの野菜炒め」などにはロゼワインや軽めの赤ワインが合わせやすいです。


例えば、酢を使った料理の「ピクルス」には、酸味がしっかりした白ワインが合わせやすいです。


このようにまずは野菜の「素材の風味」に注目しつつ、最終的にはその野菜の「味付け」まで考えると、様々な野菜を使った料理に合うワインを考えやすくなります。

まとめ

・野菜を使った料理とワインを合わせる際は「素材の風味」「味付け」を意識する

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